未知との遭遇。
皆様、こんにちは。
私はマリエリア!シュヴァルトの森を飛び出して、王都に着いたはいいものの、どうやって王城に行こうかと思っていたら、なんと、暴漢から助けた令嬢のお父様はこの国の宰相様!!
あれよあれよと言う間に、手続きが整って、私は王宮内のとある場所にいます!!
……なぁんて、誰に説明してるのよ、私!
そう、あれから皆で話し合ってどうやって忍び…もとい潜入するか考えた結果、今こうして王宮内に入れたのですが、この場所がまた、なんともな場所でして……。
「ちょっと!!
あんたそんなとこで何をぶつぶつ喋ってるのよ。人に見られたら気味悪がられるわよ。」
「……そんなこと言ったって、ここ、滅多に人来ないじゃないですか!」
「だからこそ、よ。
突然いきなり訪問してくる奴が現れたら、あんたが危ないのよ。人が来ないからこそ、油断しちゃダメよ。」
「……う、はぁい…」
確かに"彼"の言うことは真っ当だと思ったので、私は素直に従った。
「それにしても、貴女が例の…ねぇ。
殿下もとんでもない相手に惚れちゃったもんねぇ。」
「…は?」
例の、ってなに?
え、もしかして、ディーてば、私のこと吹聴して回ってるんじゃないでしょうね!!
私はひっそり森で面白おかしく生活出来ればそれでいいのに、変なことに巻き込まないで頂きたいんだけど。
「……ぷっ。
あんた、思ってることが全部顔に出ちゃうのね。
安心なさい、あんたのことを知ってるのは城の中でも極一部の人間だけよ。
…その貴重な1人と街で偶然会うなんて、ある意味運命かもね。」
「止めてください、縁起でもない!」
そんなからかいにもめげず、私はせっせと薬草を選別する。
「へぇ、やっぱり流石はシュヴァルトの森に住む魔女よね。私よりもよっぽど詳しいんじゃない?」
「いえいえ、何を仰いますか。
私はそんなに博識じゃないですよ。森にあるもの以外は知らないし、何より調合とかはからっきしです。買い被りすぎですよ。
それから、私は魔女じゃないって何回言ったら覚えてくれます?」
「あら、ごめんなさい。
じゃ、マリエ。それ、ここに必要数だけ、取り分けてくれる?」
「はいはい。…全くレイニー様は人使いが荒いんだから…」
さて、私が今どこにいるのかというと、王宮…のかなり北に離れた所にある王国魔術研究院の裏庭だ。
私は3日前からここで研究院長であるレイニー様の助手という形でお世話になっている。
滅多に人が訪れないこと。
魔力持ちがいても不思議じゃないこと。
それと、何より、王太子に会うチャンスがある、ということ。
この条件にぴったり当てはまったのが、ここだったのだ。
正直私は下働きに紛れて、ひっそり会ってひっそり帰ろうとしていたのだけれど、ディーが王太子になってから王城の警備はかなり厳重になり、そう簡単に忍び込めるものではなくなったという。
正規の手段で入るのが嫌なら、この形が1番無難だというライアン様の申し出に否を言えるはずもなく、仕方なく、ご厄介になることにしたのだけれど……。
まさか、紹介された研究院長がオネェだったなんて!!
紹介されたときは、ほんとにビックリしたわ。
この世界にもオネェっているのね……。
今でも初日の顔合わせの時のことは忘れられないわ……。
久々の更新でしたー!!
待っててくれた方いましたら、本当に申し訳ありません!!(>_<)
なるべく早めに続きが書けるよう、頑張ります!
そして、早く二人が再会出来るように頑張ります(笑)
ヒーロー以外と次々出会っていくヒロインですwww




