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魔法を堪能しています~マリー18歳~

皆様、はじめまして。

私、マリーこと、マリエリアと申します。


ご機嫌いかが?

私は、毎日とっても充実していますわ!



なーんて、誰に向かって言ってるんだか。


私は、元日本人だ。

石井真理恵という名で、28歳の生涯を終えた。

不慮の事故によって亡くなったわけだが、どういうわけか真理恵の意識を持ったまま、異世界に転生した。


初め、そのことに気付いたのはすでに生まれてから数年を経ていた頃。

その後実の両親に会う機会があり、その時にこの世界でのマリエリアとしての記憶を思いだし、今に至る。



精霊と契約したり、魔力が暴発したり、衝撃の出生の秘密を知ったりと色々な過去があったけれど、友達であり、家族でもある精霊達がいてくれたおかげで、ちっとも寂しくなかった。



むしろ、ファンタジー大好きな私にとって、魔法を心ゆくまで堪能できるこの世界は、幸せそのものだ!!




私の魔力だけど、この世界では異端子のようで、その力を人に知られないためにも街には基本行かないようにしている。


でも、私だってたまには街でお買い物したり、遊んだりしたいのだ!


子供の頃こそ、力を暴走させる危険性や身の安全のため、買い物は全てルイ達精霊に任せて来たけれど、18歳となった今、私は、目立たないよう髪の色を変え、街娘に紛れてお忍び気分を楽しんでいる。


最近では、街のおばちゃんとも仲良くなって、お勧めのファッションやアクセサリーの話までしちゃう仲だ。


ちなみに、1人では許してくれないので、こっそり距離を置いて、誰かしら必ず精霊が護衛についてくる。


フェイから護身術も学んでるし、魔力コントロールもバッチリだからいらないって何度言っても引いてくれないんだよね~。

過保護だなぁ。


それでも、年頃の娘としては、買い物に保護者同伴なんて居たたまれないから、距離を置いてくれるならいいよって条件は出させてもらった。


だって、どんなに命令したって、主の安全を守るのは俺たちの仕事だ、って言ってついてきちゃうんだもん!!


これじゃ、どっちが主かわかったもんじゃないわよ。

でも、心配して言ってくれてるのはわかるから、結局強く言えないんだよねぇ。


さて、今日のお忍びの1番の目的は、先日作ったばかりの精霊石だ。


私が五歳くらいの頃、ルイに、魔力のこもった水晶を売るとお金になると言われて、練習がてら色々作っていたのだが、その当時、私が作ったものはあまり売れなかった。


質が悪いとかそういうことではない。

逆に良すぎてしまったのだ。


この世界は、私の両親の時代に起きた事件をきっかけに、強い魔力持ちが極端に減ってしまった。


それ故、5歳児の子供が作ったとはいえ、【異端者】以上のレベルを持つ私の魔力だと、小さな街では価値が高すぎて買い取ってくれなかったのだ。


なので、当時は失敗作や水晶の欠片とかを売って誤魔化していたらしい。


この話は、大きくなってからルイに聞かされて、私は大層驚いた。




でも、ここ数年、魔法に関する色々な事が変わってきているみたい。


魔力の水晶、もとい、精霊石(と巷で言われている)だが、買い取り手が増えているようで、価値の高いものでも扱ってくれる質屋が増えた。


そのほとんどは貴族の手に渡るみたいだが、王都の貴族を中心に、精霊石のアクセサリーが流行っていてバカ売れしているのが原因のようだ。


ちょっと前まで、魔力の強い者は【異端者】だと畏怖の目で見ていたのに、ちょっと高貴な人が好んでつけるようになったからといって、コロッと態度を変えるのはどうなのだろうか。


まぁ、個人的には高く買い取ってくれるのは有り難いんだけどね。

その分、森では手に入らない色々なものを買えるわけだし。



ちなみに、最初に流行らせたのは、王都に住む王妃様だっていう噂。

なぜ噂なのかと言えば、ここは王都からとっても遠くて、王族なんて、噂ぐらいでしか耳にしないからだ。


大して興味もないから、王さまの名前すら知らない。

ダメだなぁ。

ほんとなら、私は王家の血を引く者な訳だけど、立場が複雑すぎて、あまり関わりたいとは思えない。


何より、王族なんて、かたっくるしそうで私には無理!!

森で皆と過ごしてるのが1番楽しいから、今の生活に不満なんてないんだよねぇ。誰が好き好んでわざわざ面倒くさいことに頭を出したがるというのか。


ま、幸いなことに、王家の人間に知り合いなんていないし、父様や母様を知る人物なんて、もうほぼお亡くなりになっているはずだから、問題ないはずだ。



ーーーーーそんな能天気なことを考えていた私の元に、特大の嵐が来るのはその数時間後のことだったーーーーー


************************************



「マリー、君を愛している。

どうか、私と結婚してほしい」



「………ど、どちら様……?」


いよいよ、本編に入りましたー!!


冒頭から王子が飛ばしてます。

この後、彼と彼女がどうなるのか、作者すら知りません(笑)


どうか暖かい目で見守ってやってください。

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