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いつかきっと

泣き過ぎてトイレに行くと目が腫れていた。家に帰らなきゃ。家に着くとまだお母さん達は帰ってなかった。助かった…こんな腫れた目見たらいろいろ聞かれそうだし…部屋に向う途中ナバタと会った「お帰り。お母さん達今日は遅いって…」「そう…私は目をふせて部屋に向かった。「なんかあった?翔と…」「何もないよ。ナバタ…ありがとう。一日幸せだったよ。でももう元に戻して…先輩が可哀相だから…」そう言って部屋に入ろうとした時「待って!翔に話した?俺のこと…」「話したよ。いけなかった?ナバタが来てから変なことばっかり!私が惨めだから力使ったの?そうでもしないと誰からも相手されないよ!私なんて…先輩だって…」私はその場で泣き崩れた。いつも願ってた。友達がいて彼氏がいてお母さんやお父さんと仲良くて…そんな世界望んでた。だけどこんな形で叶うなんて嫌…「里見…」「気安く呼ばないでよ!神見習いかなんだか知らないけどなんで私の前に現われたのよ!」取り乱すように私はナバタに叫んだ。ナバタは何も言わずその場にいた。少し落ち着いた頃「リビングで紅茶でも飲も…」ナバタにそう言われ私はリビングに向かった。ナバタが紅茶をいれて私の前に置いた。ナバタが横に座ってしばらく黙っていた。「ごめんなさい。いろんなことがありすぎてナバタにあたっちゃった…」「気にしなくていいよ…僕は神見習いって言ったよね?」「うん…」「僕が望んだのは君と同じ学校に通って君と兄弟になること…それ以外は望んでない。」「でも…」「翔は里見と話すチャンスをいつも待っていた。」「え?」「共通点がないから話かけれずにいたんだよ。その時俺が現われた。心の奥で望んでたことを翔はやっただけなんだ。」「でも…」「聞いて。俺は里見の兄貴ではないから翔が俺きっかけで里見に話かけると俺がいなくなった時混乱が起こるだから止めてたんだ。」「それって…」「さっき翔から電話があった。いろいろ聞かれた。でも…俺の力で人の気持ちは変えられないって言ったら少しホッとしてたよ。翔に俺のことも話した。でも翔はいなくなったとしてもずっと里見が好きだって。」「ナバタ…私…なんで?」「あいつ里見を小学校の時から好きだったらしいよ。ちゃんと話したほうがいいよ。翔もそれを望んでる…」そういうとナバタは部屋に戻って行った。先輩が…私を…しばらくリビングでぼんやりしていたしばらくするとナバタが戻ってきた「君を選んだのは一目惚れかな?」「へ?」なんだかおかしくて笑ってしまった。「なんで笑うんだよ…神様だって恋ぐらいするさ。」ナバタが少し私に近付いた時「ただいま~。」お母さんが帰ってきた「あら二人して何してるの?明日学校でしょ?早く寝なさい。」「はーい!」私達はリビングを後にした。部屋に入って先輩のことを思った。明日会ったらどうしよ…いろいろ考えてるうちに朝になっていた。学校に向う途中私もナバタも何も話さなかった。しばらく歩いていると前から翔先輩がきた。「おはよう…里見ちゃん…」「おはようございます。」「一緒に学校行かない?」「あのさ翔俺いるの見えてる?」「へ?いたのかひろし…ってナバタ?」「ひろしでいいからこっちの名前だから…って話そらすな!」「いいだろ別に!お前はいつも里見ちゃんといるけどこっちはあんまり一緒にいれないんだから一緒に登校するくらい!」先輩はナバタの首をしめながらナバタに言った。なんかその光景が楽しくて思わず笑ってしまった。「あっ!」二人は同時に私を見た「里見が笑った。」「笑ったな!やったなひろし!」二人はハイタッチをした。それから三人で学校に向かった。向う途中も二人はふざけあってた。こんなふうに仲良くなれるってすごいなとか思いながら私は二人を眺めてた。校門に入り二人と別れた下駄箱にいって上履きを出そうとすると中には生ゴミが入っていた。靴は汚れて黒くなっていた。これが現実なんだ…私は涙が出てきた。お客用のスリッパを履き教室に向かった。教室に入るといきなり雑巾がとんできた。クスクス笑う声も聞こえる。私が席に座ると「一つ忠告しといてあげる。先輩はあんたなんか相手にしない先輩は優しいからあんたに同情してるだけだから先輩の好みは私だからさ。」この子はマドンナらしくていつも下駄箱にラブレターが入ってる。この子が中心にクラスがまわってる。私が黙ってると上からお茶をかけられた「ごめんそこにいるの気付かなかった。存在薄いもんね~」チャイムがなり先生が入ってきた「どうした坂木ずぶ濡れじゃないか。」「なんでもありません…」「とりあえず保健室で着替えてこい。」「はい…」私は教室を出て保健室に向かった歩いてると「里見ちゃんどうしたの?」振り返るとそこには先輩がいた「先輩…」「ずぶ濡れじゃない!なんかあった?」「なんでもありません。先輩こそどうしたんですか?」「俺?俺は移動教室でさ教科書忘れて取りに行くんだ。」「そうですか…じゃあ私はこれで…」私が行こうとした時先輩に腕を捕まれた「里見ちゃん何があったの?」「なんでもないって言ってるじゃないですか!!」私は先輩の腕を振りほどき走って保健室に向かった。知られたくない。こんな惨めなこと保健室に着いて着替えを終えて教室に戻った。コソコソまた私を指差して笑ってる。休憩に入った時教室の扉が活きよいよく開いた。クラスみんなが入口を見たそこには先輩がいた。先輩はつかつか教室に入ってきたそして私の腕をつかんで歩きだした。何が起こったのかわからず私はされるがままになっていた。後から叫び声が聞こえる。先輩は黙ったまま屋上に私を連れて行った。「先輩…?」「ここなら話せるよね?なにがあったの?さっき…」「だからなんでもありません…」「俺じゃ頼りにならない?」「そんなこと…」「だったら話して何があったのか…ナバタに聞いても知らないって言うし…君が心配なんだよ。」「心配してくれてありがとうございます。でも大丈夫ですから…」いじめにあってるなんて言ったらきっと先輩に迷惑をかける…だから…私が困った顔をしてると「ごめん…君にそんな顔させるつもりなかったんだ…ただすごく心配でさ。力になれるならなりたいって思ったんだ。いつか…」先輩は私の手を包み込んだ。「いつか…君が話してくれるの待ってるから…」「先輩…」私が先輩をじっと見ると先輩の顔が近付いてきた。その時屋上のドアが開いた「何やってんだ!翔!」そこにはナバタがいた「やべ!里見ちゃん俺里見ちゃんの味方だから!」先輩はそういうと屋上から逃げるように去った「大丈夫か?」「うん…」「翔がさ休憩時間に俺に里見がすぶぬれでいたけどなんでだ?って聞いてきて。知らないとか言うと急に教室飛び出したから里見の所だと思ったらいないから探したし…」「ナバタ…ありがとう。」「何が?」ナバタは伸びをしながら「いつかさ自分の気持ち素直に言えるようになったらいいな?」「え?」「翔にも親にもさ…」「ナバタ…」「だからさひろしだから!翔も最近ナバタだし…二人以外バレたらまずいんだって…」ナバタは少しすねたようにいった。いつかきっと素直になりたい…心の中でそう呟いた。

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