聞きたいことは…
次の日ナバタが言った言葉が頭から離れなかった。『あれはあいつの意志だから』意志先輩の…でも私なんて誰も気付いてないのに…「里見ー早くしないと学校遅れるよ。」お母さんの声が聞こえて私は部屋を出た。相変わらずバタバタしていた。ナバタも普通に食事をとっている。私は横に座りパンを食べた。「そろそろ行かないと遅刻だから行こうぜ。」ナバタがそういうと席を立った。私は無言のままナバタについて行った。「昨日のことほんとのことだから。僕は人の心は変えられない。」「うん…」私は少し複雑だっただったらなんで先輩が私みたいなのを誘ったんだろ?今日今度の日曜のこと話さないと…学校についてナバタと別れた。一人で下駄箱にいると「里見ちゃんおはよう。」振り返るとそこには先輩がいた。「おはようございます。先輩…あの…」私が今度のことを話そうとすると「待って。放課後屋上に来てくれる?そこで返事聞かせて。」そういうと先輩は手を振って教室に向かっていったその姿をじっと見つめていると後ろから声が聞こえた「なんであんたなんか先輩が相手するのよ…」そういうと振り返った私の頬を叩いた。「あんたなんかに先輩は渡さないから」何故か悔しそうに私を睨み付けた。休み時間になると相変わらずヒソヒソと陰口が聞こえる。陰口というか私に聞こえるように話している。「あいつほんとむかつくんだけど、消えてくれないかな?」「いてもいなくてもいい存在じゃない?」いつもこんなふうだ。慣れたなんて嘘…なんでここにいるのかさえわからない時がいっぱいある。いてもいなくてもいい存在ってあたってるかも…誰も私を見てくれない…今はナバタのおかげでお母さんやお父さんは気にかけてくれるけど…ナバタがいなかったらなんにも気にしない。先輩の心もナバタがしたせいだって思ってるのにナバタは違うって言うしいろいろ考えてると放課後になった。先輩と約束した時間…私は屋上に向かった。扉を開けるとそこに先輩がいた「ありがとう来てくれて。返事なんだけど…」「先輩はなんで私を誘ったんですか?」「えっ?」「先輩ならもっと素敵な人がいるのに…目立たない私なんて…」「うーん…里見ちゃんだから誘ったんだけど…俺と出かけるのは嫌かな?」「嫌じゃありません。」「ほんと?やった!じゃあ日曜に遊びに行こ!そうだな駅前に11時でいいかな?」「あの…先輩?」「じゃあ楽しみにしてる。またね!」先輩は私の話を聞こうともしないで屋上をあとにした。日曜どうしよ…なんか行くことになったし…私は胸の鼓動が早くなってるのに気付いた。




