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ナバタの力?

じっと背中を見つめていると「何?なんかむず痒いよ。」「なんで学校に行くの?」「学校って楽しい所なんでしょ?父さんに聞いたんだ~だから行きたくてさ。」楽しい?私は楽しくない…辛くてたまらないのに…なくなっつほしいのに。私がうつむいているとナバタが顔を覗きこんだ。「なに?」「学校嫌いなの?」「そんなこと…」ないって言葉が続かなかった。校門に着いてしまった。私は重い足取りで校門をくぐると「ひろし!おめーおせーよ。サッカーのメンツ足りなかったんだぜ。」普通に男の子がナバタに話かけた。「わり!」ナバタは慣れた様子で手を前に合わした。「しょうがねぇな!教室行こうぜ!」「おう!じゃまた放課後な!」ナバタは私に手を振った私もつられて手を振り返した。すると横の男の子も手を振った。えっ!初めて振り返されたので私は恥ずかしくなって下を向いた。「照れてるかわいいー」「お前なー」「わかってるよ!手出すなだろ?かわいい妹だもんな。」そういうとナバタとその男の子は学校に入っていった。今のは何?私夢でも見てるのかな?しばらくその場に立ちすくんだ。教室に入ると相変わらずコソコソ女の子が私を見て話してる。やっぱり朝のは夢だったんだ…ばかだよね。少し嬉しかったなんて…休憩時間は嫌いまた何かされそうだから…私が机で伏せていると何故か教室の中が騒がしかった。「あの先輩って翔先輩だよね?女子の中であの先輩にあこがれてる人多いよね?何してんだろ?このクラスに用事かな?」女の子達がきゃーきゃー騒いでるよかった今日は何も起こらないかも私は少し安心してると肩をたたかれた私はビクッとして後ろを振り返ったするとそこには翔先輩が立っていた。私に視線が集中してるのがわかる。女の子はまたヒソヒソ何か話していた。「君ひろしの妹だよね?」「はい…」「名前なんて言うの?」「里見ですけど…」「里見ちゃんかーあのさ…」何か言いかけた時廊下からバタバタ走る音が聞こえた。教室の扉が勢いよく開いたそこにはナバタがいた。「お前ー里見に手出すな~」ナバタは私の方に着て翔先輩を引きずるように引っ張っていった。私は少し圧倒されてぼーっとしてしまった。チャイムがなりいつものように授業が始まった。放課後になり私は教室から出ようとした。すると女の子達が私をさえぎった。「帰さないよ。今日はなんであんたみたいな奴に翔先輩が話かけるのかハッキリさせようじゃない!」ハッキリって言っても私にもわけがわからない…教室から連れ出されいつものことがおきようとしていた。すると「里見ちゃん…」誰かに声をかけられた。そこには翔先輩がいた。「何してんの?あんた達」「え!」女の子達は私の掴んでいた腕を離した。「なんでもありません。帰ろ!」女の子達はバタバタと走るように帰っていった。「大丈夫?」翔先輩は私の頭を撫でたとっさのことで私は顔から火が出る思いをした。「あのさ…昼間言おうと思ったんだけど、ひろしに邪魔されたから。今聞いてもらえるかな?」「はい…なんですか?」「今度の日曜に一緒に遊びに行かないかな?」「え!」今度の日曜に先輩と遊びに行くの?何これ?なんで私誘われてるの?これもナバタのせい?なんでこんなこと…私は何故か悔しくて泣きそうになった…「里見ちゃん?ダメかな?」「あの…私用事があって…」「用事何時終わる?待ってるよ。」「でも…」「まだ時間あるからまた返事聞かせて?なんか向こうからすごい勢いで来てるのがいるから、またね。」そういうと先輩は行ってしまった。そのすぐ後ナバタが現われた。「大丈夫か?なんかされてない?」ナバタは私を心配してた。これも嘘なんだろうか? 私は何故か悔しくて「どうして…」「え!何?」「こんなの頼んでない!あなたの仕業なんでしょ?先輩の心もて遊ばないで!私はこんなの望んでない!バカにしないでよ!」怒っているうちに私は泣いていた。そして学校から飛び出すように走りだした。気がつくとそこはあまり知らない場所だった。近くに公園があり私は公園のベンチに座った。悔しい。私は先輩にあこがれてた。誰からも愛される先輩がうらやましかった。仲良くなれたらって思ってたけど…こんなの嫌だ…私は公園のベンチで泣いていた「おねえちゃん大丈夫?どこか痛いの?」小さい女の子が私に話かけてきた「なんでもないよ。ありがとう。」「これおねえちゃんにあげる!」小さい手のひらには飴があった。「ありがとう。」「それなめて元気になってね!」女の子は私に手を振っていた。私も笑顔で手をふりかえした。気がつくとだいぶ暗くなっていた。帰ろうと立ち上がった時「いた!」声が聞こえて振り返るとそこには翔先輩がいた「なんで?」「ひろしから連絡があって君がいなくなったって、だから探してたんだ。」私はしばらく先輩をじっと見つめてしまった。「一緒に帰ろ?ひろし心配してるからさ。」「はい…」私は少し複雑な気持ちで先輩の横を歩いた。すると急に先輩は私の手を握った。私はビクッとしてしまった。「ダメかな?」私はドキドキしながら首を横に振った。違う…これは先輩の意志じゃない…ナバタの力…私はすっと手を離した。「嫌だった?」「違うんです。」私は泣きそうになりながら先輩の後ろを歩いた。家に近付いた時「じゃあここで日曜のこといい返事待ってるから。」先輩が頭を撫でた。その時「翔!お前また里見にちょっかい出してるな。」振り返るとそこにはナバタがいた。「ひろし見つけて連れて帰って来たんだからいいだろ?」「うるせー!」ナバタは私の手を引っ張った「あっ!先輩ありがとうございました。」私が言うと先輩は笑って手を振っていた。家に着くとお父さんも帰っていた。「心配したのよ…よかった帰ってきて。」お母さんが心配そうな顔で私を見た。「部屋に行く…」私は部屋に向かった。いつも心配なんてしないのにナバタがしたんだ…なんでこんなこと…部屋で着替えてぼーっとしてると部屋を誰かがノックした「僕だよ。」ナバタだ私も話があるのでナバタを部屋にいれた。しばらく二人は黙ったままだった「あのさ…」最初に話したのはナバタだった。「何?」「あれは僕のせいじゃないから…」あれ?「翔のことだよ。」「え?」どういうことナバタのせいで先輩が私を誘ったんじゃないの?「まぁ翔と仲良くするとか友達いっぱいとかは僕がしたけど、里見を誘うとかはしてないから…」「待って!どういうこと?ナバタのおかげで先輩が私を誘ったんでしょ?」「うーん…まぁ僕がきっかけではあるけど。」「やっぱり…」「でも、僕は記憶を書き替えることは出来ても人の気持ちは変えられないから…」え?どういうこと?「あれはあいつの意志ってこと…君を誘ったのも探しにいったのも。」「先輩の意志?」「それだけ言いたかったんだ…おやすみ…」ナバタが部屋から出たのに気がつかず私はしばらくぼーっとしていた。

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