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真紅の女神 登場人物編

・リリス・ヒューマン(主人公):身長167㎝、体重54㎏。スリーサイズはB82/W57/H84。地球連邦軍のエースパイロットの一人。女性。蒼髪が特徴で年齢は二十一歳。通称『ピンポイント・リリス』で知られている。非常に優れたスナイパーで文字通り『ピンポイント射撃』をさせた場合、戦艦のレーダー索敵範囲外から軍艦の艦橋を一発で撃ち抜くだけの能力を持つ。ただし、射撃能力が異常に特化してしまっている為、近接戦闘になるとやたら弱い。真紅のHATを操り、愛用の武器は超長距離狙撃用ライフル、スーパーロングバレル。他人から言わせると『理想主義』で吐く言葉は『綺麗事が多い』らしいが理想に近づけるための『努力』は怠らない。また、基本的に自分の乗る機体のマニュアルは完全に読破し、その上で長距離戦闘用に仕上げる事が多い。非常に感情が不安定で、強い様でいて弱く、強固の様でいてものすごく脆い。すぐ涙を流す事が多く、幼馴染みのリョウからは『泣き虫リリス』とよく言われている。また不安定になるとすぐに『薬』に頼るという悪い癖も持っている。射撃システムに文句を言う事が多く、基本的に完全手動(フルマニュアル)で射撃を行う事が多い。その精度は『秒単位』以下(一度=三千六百秒)。心を許した相手や普通に接する事のできる相手には非常に好感をもたれるが、それ以外の(つまり、リリスが嫌いと思う)相手には極端にまで嫌われる(ラッセン曰く、人の心に土足で踏み込みながら、それでいて嫌な感じをさせない)。


・リョウ・ミツムラ:身長188㎝、体重92㎏。地球連邦軍のエースパイロットの一人。男性。年齢は二十一歳。通称『ドッグファイト・リョウ』で知られている。白兵戦等に優れ、至近距離での戦闘に関しては他の追随を許さない。ただし、射撃が苦手(と言うよりも、パートナーであるリリスが異常なほど高すぎる)で、リリスが援護射撃をしている間に一気に相手の懐に飛び込み、敵機を殲滅させるという戦法を得意とする。ある事件がきっかけで脊髄を損傷し、HATに乗れなくなり、その事が原因で『ハーデス』のパイロットになり、全ての陣営を壊滅寸前まで追い込んでしまう。


・キリコ・ナナセ:身長155㎝、体重47㎏。スリーサイズはB80/W54/H84。地球連邦軍の情報将校。女性。黒髪、セミロング。年齢は二十一歳。リリスとリョウの専属オペレーターをしており、アイドル顔負けの容姿と、聞くだけで落ち着く声の持ち主。リリスが退役した折、自分も退役をし、リリスと共にアフリカ基地でHATのトライアルの記録員を務める。リリスの清涼剤としての役割をしており、基本的にリリスを励ます事が多いが、時々リリスですら驚くほどに押しの強さを見せる時がある。また、ごく稀に悪戯心を出し、リリスを呆れさせる事もある。リリスからは親友とみられており、それを当たり前のように受け止めるが、基本的に敬語で話す事が多く、人を愛称で呼ぶ事に非常に抵抗感を持っている


・フェリアシル・メルブラット・フィンクス(フェル):身長162㎝、体重49㎏。スリーサイズはB89/W52/H90。地球連邦軍の最年少駆逐艦艦長。純和風を思わせる黒髪の女性。年齢は二十歳。士官学校を歴代最高成績の首席で卒業した逸材にして、駆逐艦『ユニコーン』の艦長。地球連邦きっての軍閥、フィンクス家の末娘であり、母親は太陽系随一の財閥、ミョウジン財団の末娘。子供っぽいところも多く、最初のうちはリリスに対して反感を抱いていたが、リリスの嫌みのない言葉や愛称で呼んでくるところに好感をいだき、気付けば自分の方が年下なのにリリスを呼び捨てにしていたり、敬語をなくしていたりする。自分の副官であるラッセンに非常に強い愛情を持っており、その事に関しては我を忘れる事もあるほど。また、コロンブスの卵的な発想をする事があり、自分の艦にリリスのピンポイント射撃をさせようとした時にラッセンの『軍艦には無理です』及び、キリコの『リリスは秒単位での射撃を行いますが、軍艦の砲塔は度単位の稼働が基本です』と言う言葉に対して『だったら艦を秒単位で動かせ』といった風な発言も多い。また、おおよそ軍艦の艦長といった言葉使いは少なく、どちらかと言うと、クルーに対して気合を入れさせる風な言葉を多く使う。実を言うとHATのパイロットとしての素質も持っており、ショートレンジ限定という条件ではあるが、リリスにシミュレーターで勝利寸前までいっている(本人曰く、単純に軍艦の指揮官としての能力の方が高かっただけ)。リリスを親友と思っている。


・アルバート・クーパー:身長178㎝、体重75㎏。地球連邦軍の情報将校。男性。年齢は二十九歳(作品中では『もうじき三十路』としか言っていない)。元々はファウストの秘書官だったが『ハーデス』強奪を知ったファウストに命令書と『娘を支えてくれ』という命令を受け、アフリカ基地に赴き、その旨を伝える。以降、リリスの副官として働く。


・ラッセン・クロッサス:身長175㎝、体重74㎏。地球連邦軍の情報将校。男性。年齢は二十歳。フェルの副官をしており、子供っぽいところをたしなめる事も多いが、基本的にはフェルの考えている事を先読みして行動する。フェルに対しての愛情は強く、自分の身を顧みないほど。また、意外と広い視野で物を見る事が多く、リリスの弱点を的確に見抜き、その事をフェルに伝え、サポートするように進言する。

登場人物の説明です

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