《恋愛短編》流れ星に願いを、、、幼なじみの女子高生の初恋物語り ベランダより愛を込めて、、、
甘酸っぱくて、少しじれったさがある
青春の恋愛
心がむずがゆくなりそうなお話です。
私の名前は【杉原 佳奈】
少し赤がかった髪色の癖毛の16歳の女子高生だ。
私は、今、自宅マンションのベランダから星空を眺めている。
そう今日は、数年に一度のしし座流星群が見える日。
そんな夜空の中から、幸運の流星を探し出すのに必死である。
キラーーーーーーン!!?
「あ~~~流星! お願いしなきゃ~」
「あっ!」
私と同時に、一つの流星を見つけて、声がハモってしまった男子の声がした!!!
私はふと、その声の出先に目を向けたのだった。
「・・・・・・」
「ゲッ!」
その声の主は、マンションの隣りに住む同い年の幼なじみの男子の【涼太】だったのだ。
「おまえ~ ゲッってなんだよー」
「なんだぁー涼太か、、、」
!!!
「なんだぁーじゃねぇーだろ!一応、俺たち幼なじみじゃないか!」
「まっ一応ね、、、ただの・幼・な・じ・み・だけどねー」
「べぇ〜〜〜だぁ!フン」
バーーーン!!!
私は、ベランダの扉を勢いよく閉め部屋の中に入って行ったのだった、、、
ベッドに倒れ込む私。
「はぁー またやっちゃった、、、昔はこんなんじゃなかったのになぁ~」
と、少し落ち込み反省をしてしまう私がいた。
小さい頃は、まるで兄弟のように仲が良かった二人。
それが今では、この通りだ、、、
二人がこうなってしまったのは、約三年程前の中学時代の事である。
涼太と二人で一緒に下校中に、クラスの男子に
「お前ら! もしかして付き合ってんの?」
とからかわれた時、涼太の発した言葉が、
「付き合ってねぇーよ! 俺は最も可愛い子が好きなんだよーこんなブス好きじゃねぇーよ!バァーカ!」
その言葉で私の中の涼太との絆が崩れ去っていったのだった、、、
その後、私は頭が真っ白になって、、、
泣いて家に帰った、、、その後の事ははっきりと覚えていない、、、
それからと言うもの、涼太とは話さなくなってしまった、、、
「私、私は、、、本当は、、、」
私の本心が揺らいでいる。
本当は、一体どうしたいの?私は、、、
何度も何度も自問自答を繰り返していた。
そんな私の流れ星への願い事は、
「涼太と仲直りしたい」
ただそれだけだった、、、
良ければ、感想などよろしくお願いいたします
(*´ω`*)