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国破れてシンデレラあり


 信じればいつか救い出される

  王子様が家に乗り込んできて

 理不尽な家の壁破壊して

  手づかみで城へ引きずり込むの


 だけども王子様は来ない

  待っても侵入する気配ナシ

 ラブソングを胸中に秘め

  期待で脳を加熱する


 ある日ドレスを破られたとき

  舞踏会の夢破られたとき

 現実の中で孤立した

  孤独で閉じた家の中


 「お前が王子になるんだよ!」

  老婆がダンベル持ってきた

 時間が曲がる、私は廻る

  吐き気に呑まれず呑み干した


 悠久の時をひとっ飛び

  私の下には国がある

 世界の城壁を破壊せよ

  閉じた常識を破壊せよ


 右手に地盤が乗っている

  地盤に城が生えている

 城には有象無象の雑魚どもと

  幼い王子様がいた


 小指を城へ突っ込んで

  ぐりぐりスクリュードライバー

 王子様、王子様

  どうしてあなたが王子なの?


 王子は消えた。幻想だ。

  私の国も、木っ端微塵だ。

 外の世界へ出てみよう。

  永遠の未知はこれからだ。


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― 新着の感想 ―
[一言] うん。詩もなかなか面白いって思った。 あれだよね、詩→短編→長編って進化系もありだなと。 そして読みながら後醍醐天皇思い出す。 かの皇子さまは、お姫さま見つけてお城に連れ込み、 数ヶ…
[良い点] ごみさんのいつものパターンと、オマージュ、よくまとまっているかも。 [気になる点] もうちょい、七五調でまとめた方がいいかも。
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