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もふもふ雑記  作者: 山目 広介
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鈴虫

 秋になって鈴虫の鳴き声を聞くと風流な気がします。

 家の中から聞こえなければ。


 ある時。台所でお茶を飲んでいたら鈴虫が鳴き始めました。

 まあ、鳴くぐらいはどうでもいいが、うるさい。

 あまりにも鳴き声が大きい。

 家の中から聞こえていることは間違いないが、音が反響していて位置が特定できない。

 とりあえず、隣の居間へと向かった。

 するとあるところを境に音が大きくなった。

 振り返って一歩踏み出すと音が小さくなる。

 また一歩後退ると音が大きくなった。

 台所から聞こえていたのは分かっていた。

 しかし離れた方がより音が大きくなる。

 何故か。

 屈んで台所へ向かうと音は小さくならなかった。

 目の前にはテーブルがある。

 テーブルの下に音の発生源がいるらしい。

 立っていた時にはテーブルの天板が音を遮っていたみたいだ。

 問題は音はすれど姿は見えない。

 猫にしたら自分の居所を自分で晒しているようなものかも知れない。

 しかし人間にはまだ位置が明確ではない。

 瓶とかペットボトルとか退けて探す。

 面倒くさい。


 まったく。多分ハナが捕まえてきたのでしょう。

 自分の居場所を大声で喚き散らしているから捕まっても仕方がない。

 だがつまらないと飽きられたのには助かった。

 またセミ祭りの二の舞はご免ですから。




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