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もふもふ雑記  作者: 山目 広介
5/66

もふ怪談4 トイレ

もふ怪談1~3、短編であり。

ホラーだが、私の主観でだから、怖くはない。残念ながら。

 躾で大変なのは初期のトイレですよね。


 ~ その1 ~


 起床時刻よりも早くに部屋に乱入して暴れまわる子猫ども……

 そして布団の上にもやって来る。

 布団越しに手の上へ乗っかる子猫。

 覗くと目が合う。

 かわいいな~

 …………

 ………

 ……


――じょじょじょじょじょ……


 湿気った温もりが手のひらを覆う。


 布団は洗濯へ。




 ~ その2 ~


 打ち上げで酔っ払い二日酔いで眠りが浅かったが寝ていた。

 周りが多少煩かったが、大の字で。


 寝返りを打ったときだ。

 脹脛(ふくらはぎ)に冷たいものが触れた。


 起きる。


 股の間に下痢? の跡が……


 布団で寝ててウンチを踏んだってこと?


 寝かせろよ……




 ~ その3 ~


 出かけようと玄関へ行く。

 スリッパを脱ぎ、靴へ足を伸ばす。


――べちゃり。


 サイズ的に便器に見えたか?

 靴下を脱ぎ、足を洗い、靴下を換え、靴も換える。

 時間を食った……




 ~ その4 ~


 家へ帰る。靴を脱ぎスリッパを履く。


――べちゃり。


 またか……


 靴もスリッパも下に放置が良くないことが分かった。メンドクサイ……




 ~ その5 ~


 その夏トイレの前に見張りが就いた。

 フローリングの床は冷たいのだろう。

 だが、トイレの前は陣取らないでくれ。

 邪魔だ。

 退けて用を足す。

 出るとき、また、居座っていた。ドアが重い。

 ドアを開くときフローリングの床を横滑りしながら、こちらを不思議そうな顔で眺めている。


 トイレの見張り番はなかなか飽きてくれなかった。




 ~ その6 ~


 トイレに行こうとしたら、見張りとは違う、歩哨がいた。

 気にせずトイレで用を済ます。

 トイレから出てスリッパを履く。


――べちゃり。


 そっと足を上げて足元を確認した。


 そこはトイレじゃねえ!!


 歩哨はスリッパを狙っていたらしい。




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