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もふもふ雑記  作者: 山目 広介
17/66

もふ怪談5 セミ

 猫。特にメス猫ってハンターだよね。


 ハナは特にそうだと思う。


 セミ。ある夏、何か琴線に触れたのか、絶滅を危惧する勢いで持ち帰るようになった。

 具体的じゃない?

 もう少し分かりやすく言うと、だ。

 柄の長い箒があって、場所は居間。窓を開け放ち。

 掃き捨てる!

 それも毎日!

 窓の外に山となる。


 ちょっとは伝わっただろうか?


 セミって捕まえたことがあると分かるかも知れませんが、捕まえた力を加減すると鳴き方がそれに伝わるんですよね。

 猫が咥えていると鳴き方が明らかに違って分かります。


――ジジジジジジジジジジジジジ


 それが近づいてくるんですよ。徐々に、徐々に。

 だんだんと大きく。

 そして家の中から聞こえるように。


 そしてまた、捕獲しに出かける。


 繰り返される、セミ取り。エンドレス。


 自ら場所を報せているセミ。捕獲は容易なんだろう。


 ちなみに美味しくないのか、お持ち帰りはしても放置されていた。


 セミ取り祭りはその年だけの開催だった。

 興味がなくなったのか、次の年からは一切持ってこなかった。

 飽きたんだろう。簡単すぎたのか。近所で普通に鳴いていた。

 そして7年経って、絶滅を危惧したセミは鳴いていた。

 さすがにそこまではいかなかったみたいだ。

 安心した。


 そして、セミ取り祭りを開催する猫は今のところ現れてはいない。

 いつの日か後継者が現れたら、と戦々恐々とする。


 第2、第3のセミ取り祭りが開催されないことを切に願う。




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