混沌ニ嗤ウ幻ノ樹
――この祭りは命と引き換えだ。
とある詩人が作ったと言われる民謡の一節。その言葉通りに昔から続く村祭りでは毎年死者が出る。
“御狐様に呼ばれた”
そう片付けられてしまう祭りの死者に疑問を抱く宗は、出たくもない祭りに出ることになっていた。そんな時に森に棲む友人に話を聞き、祭りの真実を知ることに――
※これは文学フリマ短編小説賞応募作品です。
とある詩人が作ったと言われる民謡の一節。その言葉通りに昔から続く村祭りでは毎年死者が出る。
“御狐様に呼ばれた”
そう片付けられてしまう祭りの死者に疑問を抱く宗は、出たくもない祭りに出ることになっていた。そんな時に森に棲む友人に話を聞き、祭りの真実を知ることに――
※これは文学フリマ短編小説賞応募作品です。