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不法滞在宇宙人  作者: 出汁殻ニボシ
不法滞在宇宙人
12/30

【うろ夏の陣・8月9日】院部くんの大冒険

 院部の生活環境は、なかなかに悲惨である。

 彼が寝床にしている押入れ一つとっても、その四隅には、黒褐色の菌糸類が悠々と四肢を伸ばして一大帝国を築き上げ、近年では枕元に群生する謎の茸の森にまでその手を伸ばしているという、千年王国が如き繁栄ぶりである。

 彼らが菌生(じんせい)を謳歌するために、押入れの空気はいよいよ酸鼻を極むるようなものになり、越してきて以来、黒カビ、ゴキブリ他、種々雑多な汚い者たちと共に暮らし、慣れ親しんできた私ほどの強者でも、その国境を越える際にはマスクを着用せざるを得ない。

 立ち込める不健康極まりない臭気は、生半可な換気程度では到底消臭出来ず、以前母が何故か送ってきた、冷蔵庫の臭いをとる炭を決死の覚悟で放り込み、半日ほど経ってから「そういえば、何日くらいで取り替えればいいんだ」と思い立って、完全防備で再び国境門を開いたところ、湿った布団の上に炭の入っていたプラスチックケースだけが転がっていた、ということすらあったのである。

 いつもは院部を迫害する側に立つ私も、例えば過去問が思いの外上手く解けた日の夜などは、心に余裕が生まれて、そういった状況に甘んじている彼を不憫に思い、つい優しい言葉をかけてしまうことがある。

 すると彼はたちまちのうちに無闇と調子付き、私にとんでもないことを要求する。

 以下は、数日前の夕食時に、彼が私に叩きつけた二十一ヶ条の要求の写しである。不慮の事故によって原本は永久に失われてしまったため、記憶のみで書いたものではあるが、恐らく元のものと比べて、一言一句間違いなく書き写されているだろう。それほどに忘れがたいないようであった。


「主文。我はスポーツマンシップに則って正々堂々と以下のことを要求する。

 一つ、我の単身外出の解禁。

 一つ、対宇宙人用武器庫の国有化。

 一つ、我に青汁を飲ませることの禁止。

 一つ、我に財布を渡せ。」


 後はもう、書き写すのも嫌だ。

 厳粛なる脳内会議の結果、受諾の必要なしと判断した私は院部の目前でこの典章を破り捨て、「公民自治!悪逆非道!」と騒ぎ立てる彼を押し入れに突っ込み、心張り棒を置いてこれを黙殺、速やかに布団に潜り込んだ。

 この一件から、院部という生物の、その性格の一端を知って頂ければ、次に話す出来事における私の応対も、まんざら理不尽ではことが分かっていただけると思う。




 彼が問わず語りに天狗型宇宙人のことを語りだしたのも、夕餉の時のことであった。その日、実家から多少の仕送りが送られてきたことに気を良くして、私はいつものカップ麺ではなく、市販のとろろ蕎麦と、商店街で買ってきた油揚げを炙ったものに醤油をかけ、刻み生姜を載せて食べていた。

 口の中もさっぱりするし、これぞ夏の味覚だ、と一人首肯していたのだが、ある時千草から「生姜には体を温める効果があると聞きますし、第一根生姜の旬は秋口ですよ」と言われて、以来食べるたびに暑くなるような気がして、妙に食べ辛い。嫌なことを聞いてしまったものである。

 私が複雑な心境で油揚げを食べているあいだにも、院部は躍動感あふれる動きで、天狗との出会いを克明に語り続ける。

「そうして我という名の貴公子が優雅に朝の散策と洒落こんでいたところに、冬眠寸前の熊が如くのっそりと現れ出てたるは、いつか見た天狗型宇宙人。ここで会ったが百年目、互いに素早く拳を固め、きっと詰め寄りまず先に我の左ストレートが唸りを上げて」

「いくら自分を美化しようと勝手だがな」

 淹れたばかりのほうじ茶を一気にあおると、私は彼を睨みつけた

「例えどんなに真摯な態度をとっていたとしても、お前が今日、朝から無断で外出したことに変わりはないんだぜ」

「話す時くらいは黙っていたまえよ、今にわれの大活躍シーンが、嫌になるくらい出てくるんだから」


 当然私は黙らなかったし、またこの上なく胡散臭い彼の活躍シーンも腐る程出てきたが、両方ともなかったことにした方が、話もわかりやすいだろう。

 彼が語ったのは、大体次のような話であった。




 早朝の山中で出会った天狗型宇宙人は、自らを天狗仮面と言い、勇猛果敢かつ剛毅朴訥な院部の男気に惚れ込んで、是非一生の弟子にしてくれ、と彼の足にすがり付いたのだという。

 彼はこれを快諾し、天狗仮面の配下だという唐笠型宇宙人もついでに弟子にして、さながら水戸のご隠居の如く、泰然と山岳散策に繰り出した。


 さて、ここで早速口を挟ませていただくが、恐らくこれらの口述は、その殆どが嘘っぱちである。

 彼の言動が如何に信用ならないものかは、今までに散々述べてきたことだから、ここでは割愛させていただくけれど、しかしここまで酷いのもなかなか無かった。

 思うに、朝の山で天狗仮面にあったのは事実だが、それ以降のことは全て彼の妄想であろう。

 天狗仮面に近しい同級生がいる、という千草の少々不確かな証言によると、彼はちょっと妖怪に詳しい、ボランティア精神あふれる好青年だという。然るに、自称宇宙人と天狗仮面の山中邂逅は、次のようなものであった、と私は推測する。


 同居人の監視から抜け出し、しばし自由を満喫していた院部だが、徐々に退屈が首をもたげてくる。

 人の目がある所に出ると、隠そうにも隠しきれない己が美貌から放たれるスター性によって、全く無意識の内に周囲の人々を篭絡してしまい、たちまち嬌声の飛び交う大騒動が巻き起こるのは自明の理。そのことに醜い嫉妬の焔を燃やす同居人によって、即座に発見、捕縛、監禁されてしまうこともまた、火を見るよりも明らかだ。

 しかし、ただ闇雲に山中を歩くのにも、もう飽きた。どうしたものかと考えあぐねているところに、現れたのが天狗仮面である。恐らくはゴミ拾い運動とかの、何か好青年的活動に従事していたのだろうが、彼にであってしまったのが運の尽きであった。

 彼はいつものように、傲岸不遜な態度で天狗仮面に話しかけ、そのままなし崩しに同行したのだろう。

 実に悪質な行為である。今後の再発防止に向けての対策を練ると同時に、私は今後彼に会う機会があったら、何はともあれ、まずは謝らなくては、と決意した。尚も彼の話は続く。




 山中の木々を分け入り、やがて彼らは一軒の荒屋の前に出た。屋根は腐り落ち、壁も崩れていて、全く入る気の起きない不気味な廃屋だが、天狗仮面の目的地はどうやらここであったらしく、院部にしばし待つよう指示すると、まるで久方ぶりに実家に帰ってきたような慣れた足取りで、黒々とした大黒柱の影に消えた。

 残された院部は、しばらくの間自らが銀河大統領に立候補し、見事に当選、政策発表、人気爆発までの一連の流れを事細かに妄想して時間を潰していたが、あまりに入り込みすぎたせいか、反対派に雇われた殺し屋に狙われる場面で、つい「死にたくない」と叫んで頭を抱え、地面に伏せたところ、視界の隅に見覚えのある銀色を捉えた。

 駆け寄って拾い上げたそれは、なんたる僥倖か、私が捨てたはずの、洗脳兵器カリキュラ・マシーンである。

(ここで彼は、裸の炬燵の上に妙なヘルメットを置いた。そこかしこに傷や鳥の糞が付着してはいたが、それは紛れもなく、私が窓からぶん投げたあのガラクタであった。)

 恐らくは野生動物に運ばれてきたのであろうそれを、しっかりと胸に抱き、万感の思いを込めて、院部は両手を高く天に掲げた。

「我、ついに秘宝を手中に収めり!」

「拙者には、ただの屑鉄にしか見えぬが」

「けっ、これの価値もわからんとは、我ほどの鑑定目を持つものならばの、この宇宙大名道具からまろびでる魅力に、即座に気付くものを」

「きひひ、そこまで言うとは、よほど高名な大妖怪様であらせられる」

「当たり前田のなんとやら、我を一体何処の馬の骨だと思って」

 いやがる、と口にしてから、ようやく背後に立つ者の存在に気付いた。「あんただれ?」

 途端、息が苦しくなり、何事かと思う間もなく、体が宙に浮く。

「ならば問うが、大妖怪殿。拙者、ある御方のために、この山から漏れ出でる妖力(ようりょく)の、その元を探している。貴殿の目がどれほどのものかは知らぬが、我々の探し物に協力すると言えば良し、嫌というならば」

 片腕だけで彼を持ち上げている和服の男は、そこで言葉を切り、もう片方の手に摘んだ若葉を二、三度裏返してみせた。

 刹那、男の肩口の辺りを漂っていた白い布が空を切り、鮮やかな白が院部の目に焼き付く。

 これが時代劇ならば、ここで八等分にされた若葉の切れ端が、はらりと舞い落ちるのだが、彼の摘んだ若葉はわずかに風にそよぐばかりで、全く変化がない。これに勇気を取り戻した院部は、逃げ出そうともがきながらも、にやりと不敵な笑みを浮かべた。

「ふん、かの宮本武蔵、はたまた赤胴鈴之助などの名だたる剣豪たちならば、その若葉を細切れにしちまいやがるのだぜ」

 男も同じように笑うと、ちょいと指を動かし、葉の側面が見えるようにして、ふっと息を吹きかけた。

 花開くように若葉は縦にゆっくりと別れ、院部は悲痛な叫び声を上げた。

 嗚呼、美しさは罪、よもやこのような益荒男に迫られることになろうとは、と生っ白い腕を振り回し、彼は喚き散らした。

「ええい、うぬらそこまでして我の美容力(ようりょく)が気になって夜も眠れませんとは、このコスメ星人ども!」

 そうして騒ぎ立てているうちに、尻の辺りがこそばゆくなってきて、はてな、と思うやいなや、強烈な風が院部を男の手から掻っ攫い、吹き上げられた彼は、束の間空中遊泳を楽しんだ後、無様に尻から着地した。

 死んだ蝉のように這いつくばっていると、天狗仮面がこちらに駆け寄ってくるのが見える。手には何やら奇妙な形をした武器を持っていて(院部はそれを、鉤爪を真っ直ぐにしちゃったみたいな、と私に説明したが、天狗が持つもので、手に握ることのできるサイズの武器ということは、恐らく扇であろう)、一体何事かと彼に尋ねる。

 院部はその問に、誠実かつ正確に答え(この辺のことを語る際、彼の目がひどく泳いでいたので、多分これも嘘八百の虚言である)、この不審な一歩足の男こそ、うろな町の支配を狙い日々せっせと暗躍する侵略宇宙人の尖兵にである、という推理を披露した。

 天狗仮面は頷き、男の肩から白い布が離れるのを見て取ると、即座に唐傘を男に投げつけ、放たれた矢のように飛び出した。

 残された院部がはたと気付くと、男と傘型宇宙人のあいだには、米ソ冷戦の再来といっても大げさではないほどの、不穏な緊張感が漂っている。

 世間にラブアンドピースを提唱し、自ら愛の伝道師を自称して憚らない友愛宇宙人院部団蔵は、この光景に酷く心を痛めた。(尚、彼が本当に平和主義者であるかどうかについては、つい先日、対宇宙人対策宇宙人「撲滅」キャンペーン円卓会議を開いていた、という事実を記すだけにとどめて、あとは諸賢の判断に委ねさせていただく)

 そして二人の間に立つと、彼はリンカーンもかくやというべき大演説を始めたのだという。

 その簡明にして未来への希望に満ち溢れたスピーチは、闘いを前にいきり立つ二人の心を優しくなだめ、数分足らずの短いスピーチでありながら、院部が結びの言葉を口にした時には、二人共涙を流し相擁していた。

 かくして無血で争いを収めた彼は、各位から口を極めて褒め称えられ、その心意気に感服した傘型宇宙人に帰りを送られて、ついさっきアパートの前に到着したのである。


 すっかりぬるくなったほうじ茶を一息に飲み干し、院部は鼻持ちならないため息をついた。

「さて、これで院部くんの大冒険は終わりであるが、何か質問、意見のある場合には、以下の宛先に直接我に応援のお便りを送ろう!」

 私は薬缶に残っていた最後のお茶を、全て自分の湯呑に注いでから口を開いた。

「お前、朝飯と昼飯はどうしたんだ」

「山歩きの楽しみというのは、君、道々に生えている山の味覚を存分に堪能することにありける。特にあの情熱的な色をした茸は、実に美味であったぜよ」

 なるほど、そういうことか、と私は一人納得して、皿を洗うために立ち上がった。

 何のことはない、一切は彼の妄想である。

 以前、千草と三人で山を歩いていた時も、私たちが目を離した隙に、院部が前衛芸術的な外見の茸を食べてしまい、慌ててアパートに戻って彼の握っていた食べ残しを調べたところ、それを欠片でも飲み込んだだけで、人を死に至らしめる程の猛毒を持つことが判明、十分も経たずに中毒症状が出ると書いてあり、時計を見れば三十分は優に過ぎていて、とにかく病院に連れて行かなければ、しかし普通の病院が、こんな不審な人物を受け入れて入れるかどうか、いっそ新手の生物ということにして、動物病院にかつぎ込んだ方が良いのでは、と混乱を極める中、当の本人だけが安穏と大きなあくびを一つして、そのまま横になると、大きなイビキをかき始める始末で、どうなることかと二人顔を見合わえたまま、一時間経ち、二時間経ち、とうとう何も起こらないままに半日が経過して、私たちは安心よりも、「毒の影響を全く受けない、こいつは一体なんなんだ」と、益々院部という生物が怪しく見えた、ということがあった。胃袋だけはやたらに丈夫なのである。

 彼の話から察するに、茸を食べたのは天狗仮面と出会った後のことである。天狗面をかぶった男と、嵐気漂う山中を歩く、という状況が毒茸の効果と交じり合って、一本足の男、化傘、天狗仮面などの跳梁跋扈する一大妖怪絵巻を、その脳裏に映し出したのだろう。

 私がそう判断して茶を啜っていると、院部は何やら蔑むような目つきをして、「よもや、信じられないとは言わせないぞなもし」と吐き捨てた。変に感の鋭い奴である。

「いや、信じているとも、院部はすごいなあ、化け傘と、一本足の方は分かんないけど、とにかく妖怪同士の争いを仲裁するなんて」

「ふん、お前がどう思おうと、こちらにゃ動かぬ証拠がありけるのよ」

 そう言って銀のヘルメットを目深にかぶると、彼は兵器庫と呼んでいるダンボールから、小さめのかまぼこ板のようなものを取り出した。表面には、吹き出物のようにいくつものボタンが飛び出している。

「こうして大宇宙ひみつ道具が一つ、洗脳兵器カリキュラ・マシーンが手元に戻ってきたからには、敵対宇宙人なんぞ、赤子の手をつねる、いや、ひねもすだったかしらん」

「そう簡単に、相手に帽子なんぞ被せられる訳があるか。第一、そのヘルメットとリモコンで、本当に洗脳が出来るのか」

 私の疑問に、院部は不満げに口を尖らせた。怪しげな手つきで手に持ったかまぼこ板をこねくり回し、それを私に押し付けると、彼は憮然とした表情で四畳半にあぐらをかく。

「そこの、どどめ色の突起物を刺激してみたまえ……そうそう、あまり強く押してくれるな」

 中身が出るから、という恐ろしい注意をされて、怖々ボタンを押し込むと、一瞬、彼は全くの無表情になり、途端にぐいと口角が上がった。

 ちょうど、親戚の金持ちが莫大な遺産を遺して死んだ、という知らせを聞かされたような笑顔が彼の顔に張り付き、ぎょっとした私は思わずリモコンを取り落としてしまった。

 一体何でできているのか、床中をスーパーボールの如く跳ね回るそれをどうにか捕まえた時には、あちこちのスイッチが入ってしまったせいか、もはや元の形も分からないほどに変形してしまい、出っ張りの一つ一つが院部の表情を変えるものだとしたら、今の顔はどうなってしまっているのだろうか、と振り返るのも恐ろしく、えい、畜生、と叫んで首をねじると、依然として、彼は気色の悪い笑みを浮かべたままである。

「やあ、良かった。てっきりいろんな表情がごちゃまぜになって、とんでもない顔になるものかと」

「良かったでございますと」

 ぐっと息が詰まって、気が付くと院部に首を絞められていた。先程までの幸福感に包まれた笑顔は雲散霧消し、今の彼の顔を占めるのは、夜叉の如き憤怒の形相である。

「人の持ち物を不注意で床に落としといて、良かったとは之如何ともしがたく候ッ」

「わあっ、悪かった、ごめん!」

 普段以上に訳の分からぬ言葉遣いと、何より湯気の立ち上りそうな痛憤の表情に圧倒され、私が咄嗟に謝ると、やにわに彼の目が見開かれて、あっという間に真珠大の涙が頬を伝う。

「うう、う、ごめんで済むほど、軽いエイリアンじゃあなくってよ」

 どうやら神経回路が馬鹿になってしまったらしい。少しの衝撃で、ころころ感情が変わってしまうようで、私が絶句したままでいると、今度はけたたましく笑い出した。

「うへへへへ、酷い顔であらせらるる、鳩に豆鉄砲でも突きつけられたのかえ」

「馬鹿ッ、言ってる場合かよ、早くリモコンで戻さにゃあ」

「馬鹿だって、そんな、酷い」

「やめろ、自棄になるな、リモコンを返せよ、うわっ、なんか変な汁が出てきた」

「けけけ、かぶれてしまえ」

「だからリモコンを返せって、変にいじると取り返しのつかない事に、うわあッ、なんだその顔は!」




 彼の顔が、元の奇怪なものに戻った頃には、既に日も昇り、白々とした明かりが爆睡する彼の顔を照らすのを眺めながら、私は入居以来幾度となく繰り返してきた決意を口にした。

「今度こそ、こいつを追い出してやる!」

 結果については、今更くどくど書く事もあるまい。今現在も、彼は押入れの中の粘菌帝国で惰眠を貪っているし、私は彼をたたき出すための計画を練る事に夢中になり、今日も勉学は捗らない。

三衣 千月さんの「うろな天狗の仮面の秘密」より、天狗仮面こと琴科平太郎さん、うろな天狗の懐刀、傘次郎さん。

敵陣より、一本だたらと一反木綿をお借りしました。


『【うろ夏の陣・8月9日】天狗、自称宇宙人に会う』及び、『【うろ夏の陣・8月9日】天狗、羽扇を手に入れる』の、院部からの、正確には井筆菜からの視点での話になっています。

実際の院部が如何に情けなかったかを知りたい方は、是非合わせてお読みください。

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