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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
7/45

ー7ー

「ここは『日向村』です」

タイチが言った。

日本民家が建ち並び一言で言い表すなら不気味だった。

「ケイ、カメラを回せ」

サキトが言った。

ケイがカメラを構える。

「それにしても、酷いですね」

コウタが言う。

「しばらく、人の手が入って無いですからね」

タイチがにこやかに説明した。

少し、向こうではレナがカメラの前に立ってコメントしていた。

イオリは近くの岩に腰を下ろした。

アヤが水筒の茶を音を発てて飲む。

頭上で鳥が鳴いた。

ユウタは古民家の壁にもたれた。

空をボーッと眺める。

ふと、後ろをふりむいた。

目の前は壁だ。

しかし、気になるのは民家の中だ。

中で何かが動いた気配がしたのだ。

玄関の扉に手をかける。

昔懐かしいスライド式だった。

「どうかしましたか?」

タイチに後ろから不意に声をかけられビクッと肩を震わす。

「ここ、まだ人が住んでるんですか?」

そのせいで頭が混乱して有り得ない質問をしてしまった。

「まさか……」

タイチが笑いながら答えた。

「ですよね……」

ユウタは済まなさそうに頭を下げて扉から手を話した。


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