ー45ー『最終回』
「急げ!!」
サキトがアヤに言った。
二人の手は確りと繋がれたいた。
イオリに言われた通りに進んでいく。
しばらくすると、1つの扉にたどり着いた。
ハンドルが付いている。
回せば開くのだろうか。
サキトがハンドルを握り時計回りに回した。
徐々にハンドルが回る。
「急いで!」
アヤが喚いた。
「やってるよ!!」
サキトが叫んだ。
さらに力を入れる。
何かが外れる音がして扉が開いた。
イオリはモニターで二人の姿を確認していた。
腕時計を見た。
残り7分39秒
「余裕だな」
イオリが安心したように呟く。
噛まれた腕が痛んだ。
顔をしかめる。
「達者でな!二人とも……」
イオリがモニターに笑いかけた。
「こっちだ!」
サキトとアヤは外に出ていた。
向こうに船が見える。
「あそこまで走れ!急ぐぞ!」
サキトが疲れきったアヤの手を握りしめ、引きずるように進んでいった。
少し走ると、船に着いた。
乗り込み、エンジンを動かした。
しばらくして、船は動き始めた。
それから数分後、島は爆発した。
「終わったな……」
サキトとアヤはデッキに出て黒煙を上げる島を眺めていた。
「私、疲れちゃった」
アヤが言った。
「少し休もう」
サキトが言う。
アヤは頷き、サキトに付いていく。
「ねぇ、サキト」
船の廊下に来たとき、アヤはサキトを呼び止めた。
「どうした?」
サキトとが振り向く。
その瞬間、サキトの背後に『やつ』が現れた。
いつの間にか船に乗り込んで居たのだ。
サキトの首を噛みきった。
「キャャャャャャ!!!」
アヤの叫び声が海に響き渡った。
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高層ビルの最上階、こじんまりとした会議室で、男2人と女1人が、椅子に腰掛け何かを話し合っていた。
「やはり、あの男は駄目か……」
その中の一人の男が言った。
「作戦失敗、それで良いわね」
女が言う。
「いや……事は計画通りに進んでいる」
もう一人の男が言った。
「それは、頼もしいわね」
女が笑いながら言う。
三人は不気味に笑った。
遂に、最終回です。
ここまで読んで下さった皆様、有り難うございます。
この後の物語は明かされる『かも』しれません。
その時は、どうぞよろしくお願いいたします。




