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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
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43/45

ー43ー

アヤとサキトはダクトを出て廊下に出た。

サキトが銃を構える。

「ここ何処?」

アヤが訊いた。

「俺が知るかよ」

サキトが言った。

「どうするのよ!」

アヤが怒鳴る。

「今、それを考えてんだよ」

サキトが鬱陶しそうに言った。

『やつ』のうなり声が聞こえる。

サキトがその方向に銃口を向けた。

『爆破まで残り1分』

女の声がそう言った。

「もう時間が無いよ!」

アヤが言った。

うなり声は近づいて来ている。

「こっちだ!!」

サキトがアヤの手を引いて1つの部屋に駆け込んだ。

扉を閉めて中から鍵をかける。

「どうするの?」

アヤがサキトを見つめた。

「諦めよう……もう無理だ」

サキトがアヤに言った。

「何で?」

アヤが訊いた。

「俺らはここまで頑張った。生き残った。けど無理だ。十分にやれることはやった」

サキトがアヤに語りかける。

「それで良いの?人が死んでるんだよ!私達が生き残らないと報われないよ!」

「分かってる……けど……」

『残り30秒』

女の声がそう言った。

アヤが目をつぶる。

『20秒』

二人が手を握りあった。

『10秒……5,4,3,2』

そこで、カウントダウンが止まった。

「何で?」

『二人でイチャイチャするなんてズルいぞ』

女の声の代わりに聞こえてきたのはイオリの声だった。



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