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アヤとサキトはダクトを出て廊下に出た。
サキトが銃を構える。
「ここ何処?」
アヤが訊いた。
「俺が知るかよ」
サキトが言った。
「どうするのよ!」
アヤが怒鳴る。
「今、それを考えてんだよ」
サキトが鬱陶しそうに言った。
『やつ』のうなり声が聞こえる。
サキトがその方向に銃口を向けた。
『爆破まで残り1分』
女の声がそう言った。
「もう時間が無いよ!」
アヤが言った。
うなり声は近づいて来ている。
「こっちだ!!」
サキトがアヤの手を引いて1つの部屋に駆け込んだ。
扉を閉めて中から鍵をかける。
「どうするの?」
アヤがサキトを見つめた。
「諦めよう……もう無理だ」
サキトがアヤに言った。
「何で?」
アヤが訊いた。
「俺らはここまで頑張った。生き残った。けど無理だ。十分にやれることはやった」
サキトがアヤに語りかける。
「それで良いの?人が死んでるんだよ!私達が生き残らないと報われないよ!」
「分かってる……けど……」
『残り30秒』
女の声がそう言った。
アヤが目をつぶる。
『20秒』
二人が手を握りあった。
『10秒……5,4,3,2』
そこで、カウントダウンが止まった。
「何で?」
『二人でイチャイチャするなんてズルいぞ』
女の声の代わりに聞こえてきたのはイオリの声だった。




