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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
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30/45

ー30ー

「じゃ、行ってくる」

サキトが言った。

「無事に帰ってきてね」

アヤが心配そうに駆け寄ってきた。

「あぁ」

サキトが頷く。

サキトがリュックを背負っている。

タイチとイオリが万が一のためにライフルを一丁ずつ持っていた。

「行こう」

サキトが言った。

三人は小屋の外に出た。


外にはコウタの死体は無かった。

代わりに肉片や血溜まりが有った。

イオリはなるべく、それを見ないようにした。

しばらく進み、木々が生い茂るジャングルの様な所に来た。

タイチが木の根もとをごそごそと掻き分けてる。

「これ、食べれますよ」

タイチがそう言って差し出したのは数本の茸だった。

サキトはそれを受け取ってリュックに放り込む。

「これだけですか?」

イオリが訊いた。

「ここに有るのはこれだけです。他を探せばまだ有りますけど」

タイチが答える。

「先を急ごう」

サキトが言った。

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