執事
執事は一通りエルにマッサージを施したあと、俺の中を追い出された。
エルが着替えるらしい。
執事が出て行った後の部屋で、エルは黒い水着みたいな「ザ・魔族」な服装を脱ぎ捨てた。
うおー!
なんかよくわかんないけど、ラッキー!
鼻血でそう。
だけど出ない!
なんせ俺、ダンジョンだし。
鼻、、(以下略
しかし魔族とはいえ、こんな美人のxxxが拝めるとは、、、
俺が大興奮してると、、、
「、、、なんぞ気配がするな?」
と、エルが目を細めながら呟いた。
ギクッ、、、
「そこか!」
エルが呪文を詠唱すると、、、
ポン、、と可愛い火花が散った。
「ああああー! また失敗したー!」
そう言って焦りまくりながら、慌てて着替えを身につけるエル。
黒い法衣みたいなやつだ。
胸の真ん中に穴が空いていて、内側半分ずつ胸が見えてる。そして、超ミニだ。
うん、有り。
「アレクセイー!」
エルが叫ぶ。
「お嬢様! いかがいたしましたか!?」
入り口から執事が飛んでくる。
こいつはコウモリみたいな羽が生えてるので、文字通り飛んで来た。
「いま、そこに何者かの気配がした! 誰ぞ、すれ違わんかったか!?」
「はっ!逃げ去る不届き者の姿がありました。どうやら冒険者のようです」
いや、嘘つくなよ。
お前、ずっとそこでエルの着替えのぞいてたじゃん。
俺にはバレバレだぞ?
「くっ、、こんな辺境のダンジョンにまで冒険者がやってくるのか、、。人間どもめ、、いよいよ勢力を拡大しおって、、、」
「おっしゃる通りです、エルンハイム様。早急に根絶やしにしてやりましょう」
あー、、なんか頭痛くなってきた。
なんて嘘嘘。
なんせ俺ダンジョンだし、
頭なんて(以下略