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3-22 ※リューネ視点 汗フェチ変態お姉ちゃんとサウナでアツアツ耐久勝負♡

「はっ!とうっ!りゃあっ!たあっ!」


 私は鏡の前で剣の素振り……場所は自宅地下のジム。お風呂建造反対派の私の意見で作らせたけど……やっぱりカイトは凄い♡最高の男♡最愛の弟♡カイトのいた世界の施設を元に作ったらしいけど、恐らく世界でも最高クラスの環境……それを一夜で風呂のおまけで作るなんて凄すぎる。この鏡張りのフィットネスエリアは剣のフォーム確認に最適だし、筋トレ器具で効率的な筋トレが可能になって、プールのおかげで気軽に人目も気にせず泳げる。それだけじゃなくて瞑想用のヨガルームで精神力や魔力も鍛えられるし、少し小さめのリングで模擬戦もできる。おかげで訓練効率がグンと上がってステータスも伸びている。

 でも肝心のお風呂は……訓練後のシャワーは気持ちいいんだけど、やっぱりお風呂は変態貴族用って先入観が強くて長く浸かる気にならないのよね……でも、他の婚約者達が風呂でカイトとイチャイチャしてるのを見てると……キイイイイ!やっぱり負けられないわ!

 そんな事を考えるとカイトがジムに入ってきた。


『おっ、またここ?リューネは本当に特訓が好きだね』


「当たり前じゃない。こんな設備ができたんだから、もっともっと特訓しなくちゃ」


『やる気があるのはいいけど程々にね。オーバーワークは逆効果だから……ふふ』


「な、何よ?」


『いやね。ジムはリューネを意識して作ったけど、そのトレーニングウェアも気に入ってもらえると思わなかったよ』


「き、気に入るっていうか……動きやすくて剣のフォームの確認に便利なだけよ」


 ああ……お姉ちゃんモードにうまくギアチェンジできなくて可愛くないツンデレが出ちゃったけど……カイト♡お姉ちゃんは嬉しいよ♡このジム……やっぱり私のために♡うん♡そうだとは思ってたけど♡口に出して言われると嬉しすぎて恥ずかしくなっちゃう♡そしてこのトレーニングウェアも♡薄い生地で体のラインがくっきりでて♡もちろん動きやすいからってのもあるけど♡本当はカイトに見てほしいから♡もっと私の引き締まった体をアピールするために♡ふふふ♡じつは今の私はノーパン♡黒いスパッツをよーく観察するとバレちゃう♡

 そんなエッチなお姉ちゃんだと悟られないよう……


「それじゃあ、そろそろトレーニングを切り上げようかしら……ねえ、クールダウンのストレッチ手伝いなさいよ」


『うん、いいよ』


 こうして愛しの弟とストレッチ開始。健全なクールダウンだけど……


『リューネは随分柔らかくなったね。俺が押さなくても180度開脚できるなんて』


「ふん、柔軟性は大事だから当然よ」


 そう言って、私は足を開脚しながら前屈……すると私のケツがカイトに……あああああん♡カイトに見られてる♡ノーパンスパッツのケツを♡でもケツだけじゃなくて……ふふふ……カイトに指摘されたい……もしバレたら……



『お姉ちゃん……ノーパンで……とんでもない淫乱だね』


「ごめんね!エッチなお姉ちゃんで!ノーパン淫乱お姉ちゃんで!お仕置きして!」


『もちろんだよ。くせになって外でもノーパンで股を開いて、他の男を誘惑するようになったら困っちゃうからね』


「そんなことしない!家の中だけ!カイトの前だけ!お姉ちゃんをカイト専用!」


『じゃあ証明してみせてよ』


 そうして私は普段着ないようなスカート丈の短いヒラヒラのワンピースを着せられる。もちろんノーパン・ノーブラ……それでカイトと一緒に王都の大通りを歩く。


「カイト……ダメだよ……風が吹いたら……私の……」


『風?こんな風かな?』


「ひゃあっ」


『声を出すなんて……そんなに皆に見られたいの?』


 私はカイトの言葉責めと男たちのエロい視線に晒されながら、人通りの多い道から路地裏へ……そこでカイトにテスト結果を見せる。


『お姉ちゃん……ガニ股になってスカートをたくし上げて』


「は、はい……」


『ちっ!何が俺にだけだよ!他の男に見られて感じてやがったな』


「ち、違うの!カイトが隣にいたから!弟にムラムラする変態お姉ちゃんなの!」


『うるせえ!ここでお仕置き開始だ!』


 私は路地裏でカイトにお尻を向けて素手でスパンキングされて……しだいにギャラリーが……



 そんな馬鹿な妄想をしていたら、鏡に写る私の顔は緩みきったメスの顔……こうして体も顔も心もほぐれた私のストレッチは終了してシャワールームへ……ああ、シャワーは気持ちいい。暖かいお湯を頭から浴びると疲れだけじゃなくて煩悩も洗い流せる気がする……これは生活魔法『クリーン』ではできないのよね。

 そんなサッパリしたはずの私だけど、汗を流しながら筋トレしているカイトを見たら再び煩悩まみれの淫乱変態お姉ちゃんに……

 カイト♡真剣な顔で筋トレするカイト好き♡男特有の筋肉♡無駄に肥大化した見せつけるような筋肉は嫌いだけどカイトの筋肉は違う♡計算されたメニューで作られた理想の体♡力だけじゃなくて瞬発力と柔軟性もある最高級の筋肉♡あああん♡その体に抱きしめられる私は世界一幸せ者なお姉ちゃん♡でも本当はその筋肉より……汗♡カイトの汗は綺麗♡ああ♡床に落ちるのもったいない♡お姉ちゃんが舐めてあげたい♡チュッチュ♡チュパッ♡レロレロ♡カイトの汗は神の雫♡でも……カイトは綺麗好きだからすぐに拭いちゃう……カイトの汗を堪能したい……そうだ!あれがあるじゃない!私のお気に入りの風呂が!

 私は一通りのメニューを消化したカイトに近づいて、


「トレーニングお疲れ様。ねえ、これから一緒にサウナに入らない?」


『お、いいね。でもトレーニング後のサウナは短めにしよう』


「ええ、わかったわ」


 な~んて嘘よ。カイトと二人っきりでサウナに入れるのに短めなんて有り得ない。私はカイトの作ってくれたスポーティーな競泳水着に着替えて海パン姿のカイトとサウナへ……

 扉を開けた瞬間の熱気……これ好き♡この熱が私の大好物の弟の汗を生み出してくれる魔法の蒸気♡

 私はカイトと一番熱い場所に隣り合って座る……カイトと二人きり♡密室で汗だくの男と女♡興奮しないわけがない♡私は蒸気による発汗とは別種のエロい汗をポタポタと垂らす♡ああん♡すっごく気持ちいい♡

 それなのにカイトったらこんな時にもクール。


『トレーニング後のサウナは5分くらいにしてサッと汗を流して終わりにしよう』


 ヤダ!ヤダヤダヤダ!でも、こんな子供じみたことは言えないから、意外と負けず嫌いなカイトを挑発する。


「あ~あ、逃げるのね」


『え?』


「風呂好きなのにサウナは苦手なんてカイトも意外とお子様ね……まあ、仕方ないかしら」


 こんな見え見えの挑発だけど、男って単純。とくにサウナって場所はこういう雰囲気になりやすいみたいで、


『そこまで言うんなら勝負だ。おれの風呂愛を……サウナ愛をわからせてやるよ』


 こうして引き留め成功したけど……実は私はもう限界。やっぱりトレーニング後のサウナは程々にすべき。それでも挑発した手前負けを認めたくない……そう意気込んだものの、結局フララフしてカイトの肩にもたれかかった。


『ほら、無理しちゃダメだよ……お姉ちゃん』


 もう♡お姉ちゃんって呼べば私が何でも言うこときくと……うん♡愛しい弟が心配してくれるんなら仕方ないわね♡でも♡やっぱりもっと一緒にいたい♡だって私の大好きなカイトの汗が目の前にたくさんあるんだもん♡


「わかった♡カイトの言う通りにする♡でも出る前に……カイトの汗をお姉ちゃんに頂戴♡」


『しょうがないなあ……お姉ちゃん……おいで』


 カイトは両手を広げてくれる……私はカイトに抱き着く……いわゆる対面座位の状態でカイトにキスしながら、互いの汗を混ぜ合わせるように絡み合う。


「カイト♡好き♡カイトの汗♡チュッ♡チュパチュパ♡ペロペロ♡ああああん♡カイト汗で体中クチュクチュして♡お姉ちゃんの汗と混ぜ混ぜしようよおお♡」


 私は朦朧とする意識の中でカイトの熱を求めて、体をくねらせてヨガり狂ってアクメ顔でカイトの上で果てた。

 カイトはそんなダメお姉ちゃんを駅弁状態で抱きかかえてサウナを出ると、そのまま一緒に水風呂に……あはああん!整う!体が整う!火照った体が冷水に浸かると全身の細胞がシャキッとする!これクセになる!サウナ最高!

 そんな快感でアヘ顔の私を見たカイトは笑っていた。


『ははは、お姉ちゃんは本当にサウナが好きだね』


「うん、サウナ好き。でも……カイトが好き♡カイトのほうがもっと好き♡」


『嬉しいよ……そんなお姉ちゃんにご褒美を……オイルリンパマッサージをしてあげるね』


「うん♡お姉ちゃんをヌルヌルのグチョグチョにして……それから……そのまま抱き合おう♡」


 カイトはそんなワガママを聞き入れてくれて、極上マッサージでトロトロになった私とドロドロに溶けあうように抱き合った。

 って!これじゃあ私が汗フェチ淫乱変態お姉ちゃんみたいだけど、しっかり成長してるんだからね!それを今度のダンジョン探索で証明してあげるんだから!そして上手くいったら……ご褒美としてカイトとサウナ&マッサージを楽しむの♡

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