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世界地図及び国・都市設定資料

国家設定資料


挿絵(By みてみん)



〇トラギア王国

 主人公:カイトの住んでいる国で中央大陸の大半を統治している最も繫栄している国家。長い戦乱の末に現在の王家を中心として統一されてできた国家であるが、王家の直轄領は国土の30%にも満たない。そのため有力貴族が力を持ちすぎないように、領土や兵力を制限しており、権力を分散させる政策をとることで国内は安定している。

 国家の特徴としては、信仰の自由を認めて、人種間の差別が少ない事。そのため他国で迫害された優秀な人材が流入してきたり、地域ごとに様々な文化や産業が発展しているプラスの側面と、危険思想の団体や宗教が国内で問題を起こすというマイナスの側面の両方がある。

 近年は周辺国と軍事的衝突は発生していないが、宗教色の強いメドラ聖国と経済的摩擦が生じているナルゴド通商連合との間には外交的緊張が高まっている。


〇メドラ聖国

 一神教の「リオルア聖教」を国教としており、教団のトップである教皇を中心とした国家運営がされている宗教国家。国民の大半がその信徒であり、国内の統治は安定しているが、亜人種の迫害や適正魔法が光・聖・気属性以外の人間を冷遇したりという問題を抱えている。

 表立った侵略は行わないが、積極的に布教することで他国の貴族や有力者を抱き込もうとすることが問題になって、隣接するトラギア王国はスパイの侵入を防ぐために国境線には厳重な関所が設けている。一方、民間の交易は盛んで特産品の絹織物を港から輸出している。そういった背景もあり商人は信仰よりも利益を優先する傾向が強く、国内でも信仰の温度差がある。


〇ベイヒン諸島連合

 南の海の島国が集まった連合国家。それぞれの島の長達の合議制で国家運営がされている。国民の多くが原始的な自給自足の生活スタイルを送っているが、周辺国家とは友好関係を結んでおり、魚介類を輸出するだけでなく、他国の船の物資補給を行う寄港地として重宝されている。


〇メイグン公国

 二つの大陸に挟まれた小国。小さな島国で土地も豊かではないが、地政学的に重要な地点にある。そのため過去にナルゴド通商連合が侵攻してきたが、トラギア王国の支援を受けて撃退した。そういう経緯がありトラギア王国の友好国であり属国に近い関係になっているが、むしろメイグン公国の方がトラギア王国に併合を求めており、そうすると再び戦争が起きてしまうので、トラギア王国がのらりくらりと躱しているのが実情。


〇ナルゴド通商連合

 北西大陸の国家群。元は一つの国だったのが王位継承問題に人種問題と地域格差が複雑に絡んだ内戦の末に三つの国に分かれて、現在は経済同盟を結んでトラギア王国やメドラ聖国に対抗している。

 ルッセルは国土の大半が農作物の育たない寒冷地のため、国民の多くが牧畜を営む遊牧国家。

 ポレントは地理的にも歴史的にも通商連合の中心の議長国であり、金融と海運が盛んなため、メイグン公国を巡ってトラギア王国と対立している。

 ウゾスは肥沃な穀倉地帯であり、国民の大半が亜人種の閉鎖的な国で、各人種の代表による議会制で国家運営がされている。 


〇コージュレン帝国

 南の大陸の統一国家。実力主義の中央集権国家だが、皇帝は他国に侵略をする野心は無いので、周辺国とは友好関係を結んでいる。しかし、活躍の機会を望んでいる武官と平和路線の文官の間で対立が問題になっている。





都市設定資料


〇王都マクセラ

 トラギア王国の王都の10万人都市。上下水道が整備された清潔感のある城塞都市で、王城・貴族街・城下町と区画整理されているが、城壁の外に自然発生した貧民街が問題になっている。


〇ニムカタ

 国内でも屈指の人気を誇るS級ダンジョン「ボトムレスアビス」を中心に形成された冒険者の町。ボトムレスアビスで良質な素材が取れるので、それ目当ての冒険者以外にも商人、道具屋、鍛冶屋、娼婦など様々な人々が集まっているせいか治安は良くない。


〇獣人自治区

 元々はトラギア王国の保有する無人島だったが、メドラ聖国から亡命してきた獣人の多くを受け入れた結果、獣人達の自治区となった場所。そういう事情があるので、メドラ聖国の船は受け入れず、トラギア王国の船にだけ物資の補給をしてくれるので、中央大陸の東回りルートはトラギア王国の商船が多い。

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