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冒険者関連及びダンジョン関連設定資料

冒険者関連設定


〇冒険者

 冒険者の定義は冒険者ギルドで冒険者登録している人であり、冒険者ギルドは国が運営しているため、職業というよりも資格という性格が強い。

 冒険者登録は15歳以上の成人であれば誰でも登録できる(犯罪歴がある場合などは追加審査が必要になる)が、それ以下の年齢でも仮登録をすることで安全なクエストの受注やギルドの素材買取受付を利用することが可能。そのため子供の仮登録冒険者が一定数存在しており、その多くは孤児やスラム街の子供である。

 冒険者の中にも色々なタイプがあり、ダンジョン攻略やクエストのモンスター退治で賞金を稼ぐ典型的な冒険者もいれば、戦闘は行わずに採集や街のお手伝いクエストに専念するタイプ、傭兵稼業の片手間で商人の護衛や街道警備などの治安維持を中心に活動する者、就職のために自分の箔をつける事を目的とする浪人や貴族などなど……人によって活動内容や目的が異なるが、冒険者になる最大のメリットは国が管理しているダンジョンなどへ立ち入りできる事と、冒険者登録そのものが身分証明になるので、冒険者活動をしない平民でも成人すると冒険者登録をする事が多い(現代の自動車免許に近い感覚)。

 

〇冒険者ギルド

 昔は民間の冒険者ギルドが各地方に存在していたが、ギルド間の格差や抗争が問題になったり、一部のギルドがマフィア化して犯罪の温床となったこともあり、統合して国が管理するようになった。現在は単なるクエストの仲介業務や素材買取業務にとどまらず、冒険者を管理と監視することで犯罪の予防をしたり、優秀な人材を発掘と推薦をして国の機関に登用するなどの公的な仕事も行っている。

 ギルド職員の多くは公務員であり、定期的に配置転換を行うなどして癒着を防いでおり、比較的クリーンな組織運営が行われている。しかし、地方の各支部では管轄内でのモンスターや災害に対応するための冒険者への命令権や警察権など有しているため、地方領主や有力者と対立したり逆に癒着したりなどの問題も抱えている。


〇冒険者ランク

 各個人の冒険者の等級を示すランク。E~Sまでの6段階(未成年の仮登録を含めると7段階)に分けられており、能力のステータスと冒険者としての実績で判断される。昔は「A級モンスターをソロで倒せたらA級に昇格」といった具合の大雑把な基準だったが、それでは回復役やサポート要因が昇格できないので、現在は冒険者としての活動実績を積んでから申請することでステータスなどを含めて査定されて昇格できるようになった。

 しかし、S級冒険者だけは別格であり、実力だけでなく経歴や思想と人格などもギルドが徹底的に調査した上で認定される。そのため戦闘力は高いが犯罪歴などのせいでA級どまりの冒険者も存在する。


〇パーティーランク

 冒険者ランク同様にE~Sまで存在して、必ずEランクからスタートするが、パーティーメンバーに高ランク冒険者がいればプラス査定されるので、全員低ランクの新人だけのパーティーよりも圧倒的にランクアップしやすい。

 しかし、定期的にギルドの査定が行われてランクダウンすることもある。特に主要メンバーが離脱したりするとギルドがすぐに再審査をするので、優秀な人材の引き留めや囲い込みが頻発している。時にはライバルパーティーが敵対的な引き抜きをしたり、内部分裂させるためのスパイを送り込んだりもするが、あまりにも悪質だとランクダウンの理由になるので、パーティーの加入も離脱も慎重にするのが冒険者の鉄則。




ダンジョン関連設定


〇ダンジョンの成り立ちとその種類

 ダンジョンの多くは大地の気を流れである龍脈の中でも異常活性した場所(龍穴)でモンスターが異常発生するスポットであり、大きく分けると「自然タイプ」と「人工タイプ」の二つに分けられる。

 「自然タイプ」はもっともポピュラーなダンジョンであり、洞窟の入口から地下に伸びて広がっている「階層型」や地上の自然そのものがダンジョン化した「森林型」「山岳型」などがある。特徴としてはモンスターだけでなく珍しい鉱物や植物なども発生するため、経済価値も高いので冒険者に人気があり、その近くに街があることも多い。

 一方の「人工タイプ」は、龍脈をエネルギー活用していた古代文明の跡地である「遺跡型」や古くから宗教関係者の信仰の場所だったり修行地として利用される「神殿型」などの歴史的建造物の一部のケースもあれば、龍穴が自然タイプダンジョン化するのを防ぐために近年になって塔を建設して管理されている「タワー型」も存在する。特徴としては「自然タイプ」のような経済価値などは低いので冒険者が集まる事は少ない。

 これらのダンジョンの多くは冒険者ギルドが管理しており、実力不足の冒険者の入場を制限したり、スタンピードの予兆を観測したりしている。しかし、全てのダンジョンを管理できているわけではなく、到達する事さえ困難な場所にあったり未発見のダンジョンに関しては放置されているのが現状で、これらを攻略するのがプロの冒険者だとする者もいるが、そのほとんどは早死にしてしまう。






エンシェントパレスの詳細資料


 千年以上昔に滅んだ古代文明の宮殿跡。王都マクセラの北門から北北東に6キロの場所にある古代遺跡タイプのダンジョンで、現在は考古学者の調査クエスト以外で人が足を踏み入れない場所。遺跡の宮殿内は立入禁止であり、国に特別な許可を得たもの以外は敷地の庭の部分しか入れない。そこには珍しいアイテムがあるわけでなく、出現するモンスターも非常に硬いA級モンスターのエンシェントゴーレムだけで、苦労して倒しても砂になってしまうので冒険者に全く人気が無い。しかし、周辺に有害な影響もないので下手に触らずに放置されている。

〇ダンジョンランク【A級】 

〇ダンジョンタイプ【遺跡型】

〇出現モンスター


エンシェントゴーレム

 エンシェントパレスを守護する聖属性のゴーレム。大きさは2.5m程で動きは遅く決まった動作しかできないが、圧倒的な耐久力を誇り生半可な物理攻撃ではびくともせず、一定以上の魔力を検知するとセイントバリアを展開するのでA級にランクはされている。エンシェントパレスを防衛するための存在なので、防御力特化で攻撃は腕の打撃のみ。攻撃対象が動かなくなると入口から外に摘まみだしてくれるので、怪我はしても死者が出ることは少ないので、比較的安全なモンスター。しかし、苦労して討伐しても砂になるだけでドロップアイテムや素材も取れないので冒険者には嫌われている。おまけにハンマー装備のA級の戦士系でないと効果的ダメージを与えられず、そのハンマーも損耗してしまい経済的負担も大きいのでレベリング対象としても不人気。

〇ランク【A級】

〇属性 聖

〇特性 耐魔法コーティング  斬撃耐性  自動修復

〇アビリティ

 支援魔法

〇スペル

 セイントバリア  

〇平均レベル・ステータス

 レベル43

 LP500 SP350 PW300 DF550 MP350 AG30 総合2080


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