6-20 ※セリア視点 触手、散る――変態聖女の裁きの鉄拳わからせと性的聖治療魔法
くうっ!まさか伝説の聖女に姉妹レズプレイを強要されるなんて……若干不本意ではありますが、カイト君以外のオスに見られるよりは100億倍マシなので、とりあえずここは羞恥心で体がアツアツのお姉ちゃんの女体を堪能できたのだから前向きに考えましょう。
それにしてもキオヴァス・シスカという女はなかなかの変態レズビアンのようですね。聖女列伝には『王国創設の立役者』『近代回復魔法の祖』『生涯純潔を守った理想の聖女』などの面白みのない記述しか残っていなかったのですが、少しだけ私と同族の匂いがしますね。しかし、今は親近感を抱いている状況ではありません。
『よし……セリア!行くわよ!』
「うん!皆を助けよう!」
服を着たお姉ちゃんと共に、ワープホールと化した聖女像の額縁に突入……キオヴァスには興味ありませんが触手に囚われた三人を助けに向かうと、ワープした瞬間に狂おしいメスの嬌声が……
『グッポグッポグッポ♡んぼおおお♡おん♡んむう♡ぐぬうううん♡』
『んほおおおお♡ふう゛ん♡あ゛っ♡あお゛お゛おおおおん♡』
『らめれすわああ♡私は支配する側♡こんな犬みたいに♡ぎひいいいい♡』
三人の生存確認!皆さん元気に絶頂しているから身体面の被害はなさそうですが、このままだとエッチな事しか考えられない色キチ廃人に……ん?元々そんな感じな気がしますが、とにかく助け出さないとですね!
『くっ!なんて卑劣で淫猥なゴーレムなの!こんなの聖女のすることじゃないわ!』
お姉ちゃんは触手型ゴーレムに憤っていますが……い、言えない……私も触手魔法を練習中だなんて……そしてこの触手の見事なテクに感銘を受けているなんて……このままじゃあキオヴァスの同類にされてしまいます。
「そ、そうだね!許せないよね!でもあんな変態ゴーレムなんて私達の敵じゃない!じゃあ、まずは一番ハードなプレイをしてるフェリスちゃんを私が助けるから、お姉ちゃんは残り二体を引き付けて!」
『わかったわ!任せなさい!』
こうして戦闘開始です。私は魔力を整えて一直線にフェリスちゃんのもとへ突進すると、フェリスちゃんをイラマチオしていた極太触手がヌルッとフェリスちゃんの口から出てきて私に襲い掛かりました。
「しゃあっ!この変態触手が!よくも私の可愛い妹を!なによりフェリスちゃんにイラマチオしていいのはカイト君だけなんです!それを……きいいいい!」
私は怒りに任せて触手にチョップをお見舞いしてやりましたが……ぬぬ……バラバラになってもすぐに再結合してしまいます。硬さはイマイチのくせに回復力だけある絶倫エロオヤジタイプの触手です。
そんな気持ち悪い触手が口からいなくなって、ようやく喋れるようになったフェリスちゃんが私にアドバイスをくれました。
『けほっ……セ、セリアお姉ちゃん!そいつは切っても再生しちゃう!ボクはいいから逃げて!きゃああああ!』
健気で愛おしい私の妹に触手が電撃を……もう完全にキレました!
「大丈夫ですよフェリスちゃん……今、助けます……確かに再生力は凄まじいですが……粉々にしてしまえば、すぐに再生できませんよね?」
私は静かにキレるタイプなんです……でも私の拳は怒りで禍々しい魔力でギラギラしてます。それではビーナスハンド最大出力vs.変態エロ触手の力比べを始めましょう……こんな時はカイト君に教わった高速ラッシュの出番です。
「オラアッ!オラオラオラオラ!オラアアア!オオオオ!おりゃあああ!」
少し雄々しくて聖女らしさが微塵も感じないですが、この掛け声は気合が乗っていいですね♪おかげで、ゴーレムの触手は粉微塵になって再生が追い付かなくなり、ウニみたいに全身から触手が生えていたゴーレムが虎刈りのヘアカット失敗した頭みたいに……私はその隙を見逃さずカイト君直伝の正拳突きで胴体部の真ん中を抉り取るとコアが破壊されて、触手ゴーレムはさらさらと散っていきました。
そしてフェリスちゃんの救出成功です!それでは回復魔法コースで練習した救急マニュアルに則って、聖女らしい救護活動スタートです!
「フェリスちゃん!大丈夫ですか?」
『う、うん……ありがとうセリアお姉ちゃん……魔力を吸われただけで怪我はないから……早くパレット先生とリリーナちゃんを……』
「わかりました。でもその前に……少しだけ治療します」
『え?なにを……きゃううう♡セリアお姉ちゃん♡そ、そこは♡』
フェリスちゃんが甘い声をあげていますが、これはあくまで治療行為。モンスターに襲われた女性を救助した際には、外傷の治療だけでなくレイプキットによる膣内洗浄が鉄則なんです。とくにゴブリンやオークに犯された場合は迅速な処理を行わないと、妊娠して後遺症に苦しむケースも……まあ、私は聖女なのでレイプキットなんて使わずに素手による触診と治療を行います。
「よし……私の淫紋の効果もあって膣内には侵入されなかったようですね。でも陰核周辺に電気をくらって……念のため『ヒール』を……ハアッ!」
『しゅごいいい♡セリアお姉ちゃんの回復魔法♡触手より気持ちいいよおおお♡』
フェリスちゃんがアヘ顔で白目になってビクンビクンしていますが治療完了!え?楽しんでないかですって?そんなことはありません!これは健全な治療行為!完全に合法な行為なんです!そしてその治療を待つ患者はまだ二人います!
『セリア!早くこっちに!流石に二対一はキツイわ!』
そうです!早くしないと患者が増えちゃいます!正直、触手に犯されるお姉ちゃんを見たくないと言えば嘘になりますが、今はそんなことを言ってる状況ではないんです!
「今行く!それじゃあ、お姉ちゃんはリリーナさんの触手を!私はパレット先生の触手をヤる!」
『了解したわ!一対一ならなんとかいけそう!』
お姉ちゃんはそう言っていますが、剣術主体のお姉ちゃんでは触手ゴーレムとの相性はイマイチ……ここは私がパレット先生の触手を瞬殺しなければ……
そう思っていたらパレット先生が正気に戻って、
『はあ゛っ!んんん!セリアさん!私よりもリリーナさんを先に!』
流石はパレット先生……自分よりも生徒の救助を優先させるなんて教師の鑑ですね。でも、私にとってもパレット先生はかけがえのない仲間。そんな大事なパレット先生のSS級のオッパイを弄ぶ触手を見過ごすわけにはいかないので、一撃でケリをつけます!
「パレット先生!大丈夫です!もうコアの位置がわかったので一撃で片付けます!」
『でも!この触手は!んほおおおおお!バイブずごい゛い゛!』
なるほど……確かに凄まじいバイブレーション機能……私の愛用バイブ『激震』以上……ですが問題ありません。なぜなら私のビーナスハンドはそれ以上ですから……そうとも知らずに触手が私に……ふっ、命知らずなことです。私に素手で掴まれたそいつは超振動をはじめました。
「ふん!それしきの振動……おおおお!聖女式ゴッドフィンガー!」
私は自分の中指を超速でブルブルさせてバイブレーション真っ向勝負!まあ、勝負になりません。私のビーナスハンドの強化と毎晩の自分の体で特訓(意味深)した私の中指に触手如き相手になるわけがないのです。その証拠に触手は私の手マn……でなくて、ゴッドフィンガーに耐えられず自壊……その一瞬に隙にコアを破壊してパレット先生を助け出しました。
「パレット先生!怪我はなさそうですけど大丈夫ですか?」
『は、はい……ただ私の乳首が……』
な、なんてことでしょう……パレット先生もフェリスちゃんと同様に生殖行動をされていませんでしたが、乳首を徹底的に責められてビンビンに……
『う、うう……触手に犯されて乳首をガン勃ちした年増女なんてカイトさんに……』
「大丈夫です!我々の業界では触手にエッチなことされるのはセーフ!むしろエロ女の勲章です!」
自分で言っておいてなんですけど、どこの業界なんでしょうか?まあ、細かい事を気にしちゃダメです!
『そ、そうなんですか……でもこんな触手でほじくり返された陥没乳首なんて……』
「それなら……今から私がパレット先生を犯します。触手に犯された事を私の上書き医療プレイで……カウンセリングプレイで忘れさせてみせます」
『え?そんな……はお゛お゛おお♡セリアさんにこんなテクがあああ♡』
私はゴッドフィンガーで強烈に乳首を責め……あ、勘違いしないでください。これもれっきとした医療行為。モンスターにレイプされると精神的ダメージで社会復帰できないケースが……特に夫や恋人との関係がギクシャクになったり、世間の目を気にして引きこもりになってしまうことがあるんです。それのカウンセリングとして、同性に慰めてもらう治療法が……まあ、凄く稀なケースですけどね。でも効果は抜群です。
『んひい゛いい♡触手より凄い♡でも……やっぱりカイトさんとの疑似搾乳プレイの方が♡牛コスプレ乳搾りプレイが一番♡おお゛おおおおん♡』
な、なにいいいいい!そんな素敵なプレイを!婚約者とはいえ男子生徒とそんな事をしてる方が触手に犯されるよりもアブノーマルじゃないですか!さっき『女教師の鑑』と言いましたが前言撤回です!変態淫乱女教師の鑑ですね!なんだか心配して損した気分ですが、パレット先生の乳首を堪能できたので……って!違います!これはプレイじゃないです!聖女の務め!健全なカウンセリングの一環です!
それでは最後の患者に……お、あっちも決着がつきそうですね。
『フー……フー……厄介な触手だったけど、私のダークネビュラで拘束させてもらったわ。あとはコアに……セアッ!』
やはりお姉ちゃんは雷獣連峰で化けましたね。触手を闇魔法で抑え込んで、魔法剣でコアを真っ二つに……おかげで緊縛されていたリリーナさんも開放され、お姉ちゃんが心配そうに駆け寄ります。
『リリーナ!大丈夫!?』
『こ、来ないでくださいませ!』
苦労して助けたのに拒絶されたお姉ちゃんは怒るのではなく、困惑と悲しさをごちゃ混ぜにしたような表情に……せっかくストリップまでしたのに可哀想なお姉ちゃん……でも、それ以上に悲惨なのはリリーナさんでした。
『どうしたの?ま、まさか……触手に孕まされ……』
『違いますわ……でも……触手に尿道を弄ばれ……私は尿道でイケる女に開発されてしまいましたわ!う、うああああああああ!』
『そ、そんな……なんて酷い……』
変態お姉ちゃんも尿道プレイは守備範囲外らしく言葉を失って立ち尽くしてしまいました。これは……やはり聖女である私の出番……荒療治が必要のようですね。
「リリーナさん……」
『セリアさん……今の私はお漏らし令嬢……もう侯爵令嬢として生きていけませんわ……これからは修道院でひっそりと余生を……』
これは重症ですね……名門貴族としてのプライドがモンスターレイプPTSDをより深刻なものに……こうなったら……
「リリーナさん……歯を食いしばってください」
『え?いったい急に何w、あうっ!』
私のビンタに呆然とするリリーナさん……きっと人に顔を叩かれたことなんてないのでしょう……それにショックを受けている彼女を私はそっと抱きしめます。
「急に叩いてすみません……でも、これで目が覚めましたか?」
『は、え、あ、ああ……う、うわあああん』
可哀想に……遂に心と頭が整理できずに泣き出してしまいました。そんな彼女を優しく抱きしめながら、わからせ聖女として性のあり方を説くカウンセリング開始です。
「泣いてもいいんです。涙を流してスッキリしてください」
『ぐすっ……えぐっ……う、うん……』
「ふふふ、少し落ち着きましたね。人間は体から出すという行為は正常なことなんです。感情を……涙を……そしておしっこも……」
『お、おしっこも?』
「そうです。あまりよろしいことではありませんが、膀胱の限界まで我慢してからの放尿の爽快感……それも一つのプレイ……尿で快感を覚えるのは決して変なことではないのです。そしてドレイクさんならきっと、そんなリリーナさんを受け入れて……いえ、おしっこぶっかけプレイを望むかもしれません」
『そんなプレイが……でも侯爵令嬢として……』
「プレイに身分など関係ありません!そしていかなるプレイにも貴賤なし!性とは絶対的に平等な尊いもの……ですから尿道を開発されたリリーナさんはメスとして一つ上のステージに……ドレイクさんとの新たなプレイの扉が開かれたのです」
「あ、ああ……セリアさん……いえ、わからせの聖女様……ありがとうございます……私、前を向いて歩いていけそうですわ」
ふう……流石の私も尿関連のプレイはNGなので責任は持てませんが、リリーナさんはどんどん変態令嬢としてのレベルを上げて……まあ、とにかくよし!
これで触手ゴーレムを倒してハッピーエンド……とはいきませんでした。
『セリア!奥の部屋から何か来るわ!え?人?まさかあれもゴーレムなの?』
遂にこのダンジョンの主が……そう、キオヴァス・シスカの登場です。