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6-9 ※リューネ視点 生徒代表優等生お姉ちゃんは全校生徒の前で魔眼と性欲が暴走する

 模擬パーティー実習の出陣式の生徒代表……ただ全校生徒の前で、手短に言葉を話すだけなんだけど、成績が最も優れていた生徒が選ばれるので、とても名誉ある事。しかも、最上級生を差し置いて私が……ガラにもなく少し緊張してる。

 夜遅くまで明日の言葉を考えてベッドにいるんだけど……


『ふふふ、フェリスちゃん♡私に全てを見せてください♡』


『うん♡セリアお姉ちゃん♡ボクを召し上がれ♡』


『それでは頂きます……チュルルッ!』


『きゅうう♡いきなり激しいよぉ♡』


『こんなの我慢できません!褐色ロリボディ甘すぎ!こっちも……チュパッ♡甘露♡ペロペロフィーバータイム最高♡』


 うう……隣の部屋で妹二人が濃厚に絡み合ってる……セリアったら……雷獣連峰で私とカイトと3Pしてから開き直ったようにレズプレイを堂々と……

 しかも、その部屋にはさらにもう二人……カイトとパレット先生が……


『はあ……はあ……先生!』


『お゛ほぉ……カイトさん♡今は先生じゃなくて♡パレットって呼んでくだs……んひい!』


『だって……先生って呼んだほうが感度良いから……』


『そんな……カイトさんはイケない子ですね……それでは今から先生と夜の特別授業です♡』


『イケないのは先生の方でしょ?フェリスから聞きました……俺が雷獣連峰に行ってる間に他の生徒から告白されたそうですね?』


『ち、ちが……んほお゛おお!ごめんなさい!そうでずぅ!補習の授業で!下級生の男子に!告白ざれましだっ!結婚してくれと!卒業まで待ってとおお゛っ!』


『それでなんて答えたんですか?』


『私はカイトさんの妻だから!即答じましたぁ!だって……比べるまでもありません!そもそも比べるなんて!お゛おおんっ!おこがましい事できません!あんな私の胸ばかり見ているヒヨッコなんて!私はカイトさん専用の……んはああ!』


『やっぱりこの巨乳がイケないんだ……でも……これは俺だけの……誰にも渡さない……ヂュパッ!』


 カイトったら……セリアの部屋にアイテムボックスから取り出したベッドでパレット先生と……

 もう!今夜は出陣前の食事会って話だったのに、やっぱりソッチ方面になっちゃうのね!私は明日の言葉を考えなくちゃいけないからって断ったけど、それ以外のメンバーは皆カイトとイチャつくんだってセリアの部屋に……カイトも酔ってノリノリになっちゃってるし、パパとママも自分たちの寝室で盛り上がっちゃってるし……私だけね……欲に負けず己を律することができるのは……

 でも、気になって眠れない……声だけなら耳を塞げばいい……でも、私のダークプリズムアイは壁を透過して、四人の性欲という闇をバッチリ捕らえて……どんどん馴染んでる証拠なんだけど、まさか日常生活に支障をきたすなんて……高レアリティの固有スキルが強力なのに敬遠される理由が今になってようやくわかったわ。

 ああ……フェリスの全身を舐めまわしたセリアがカイト達のベッドに……


『カイト君……ズルいです……パレット先生の胸を私達にも……ね、フェリスちゃん♡』


『うん♡カイちゃんがいない間はボクがパレット先生を守って……にしし♪毎晩オッパイを吸ってたんだもん♡独り占めなんてダメだよ♡』


『そうなのか……それじゃあ、皆で吸おう!』


『お゛うっ♡んほお゛お゛おおお♡皆さん♡同時は♡これヤバい♡生徒と4Pなんて♡淫乱変態女教師になっちゃいますううう♡おお゛ん♡』


 パレット先生……完全に手遅れです……私のダークプリズムアイには性欲で真っ黒になった先生のビクビクと痙攣する体がハッキリと……いや、先生だけじゃなくて、セリアもフェリスもカイトも……皆真っ黒……その四つの闇が絡み合うように一つに……それを見ている私は……自分の手を見てみると四人に負けないくらいにどす黒い……私も人の事言えないのね……私は結局、明日の言葉を考えずに、その手で自分を慰めていたら、いつの間にか眠っていた。



 そして翌朝、皆は何事もなかったかのように朝食をすませてから学園に……

 やる気満々の全校生徒がグラウンドに集合してるっていうのに、カイトは二日酔いでフラフラして……


『うう……飲みすぎた……昨夜の記憶も曖昧だし……』


『まあ、それは大変です。はい、私の回復魔法で元気になってくださいね♡』


『ありがとうセリアさん……ふー、流石は聖女……おかげでスッキリしたよ』


 二人が人目も気にせず堂々とイチャつくから周りの視線が集中……その嫉妬の闇の感情にダークプリズムアイが反応してしまう……この魔眼……一定以上の闇を検知すると自動で発動するのね。そして、自分の手を見てみると……私もセリアに嫉妬してる……闇の種類をだんだん把握できるようになってきた。

 でも、今はそんな事を感心してる場合じゃないわね。


「もう!模擬パーティー実習当日なんだからシャキッとしなさい!私の生徒代表の言葉の時にウトウトしてたらお仕置きするからね!」


 私はカイトの胸を小突いてから、グラウンドの朝礼台の脇に移動して待機。影の薄い学園長の挨拶から出陣式がスタート……私は落ち着いて自分の出番を待っていたけど、魔眼に異変が……それはママが演習中の注意事項を説明する時だった。


『え~っと、皆さ~ん。今回の演習では……』


 ママは普段通りの優しい笑顔を浮かべながら、壇上で拡声魔法具を使って説明しているだけなのに、生徒達……正確には男子生徒……ぶっちゃけ男子の股間に闇が……明らかに性欲ね。それくらいなら不快なだけで驚きはしないんだけど、濃い闇を凝視すると文字が……その発情野郎達の心情が断片的に読み取れたので、我が目を疑った。


『エロ……ヤリてえ……ムチムチ……女体……たまんね……』


『先生……先生……好き……結婚……俺の子……産んで……』


『俺のグループ……先生……引率……昨日抜いた……まだムラムラ……』


 私のママに対する劣情を視認する事が……相手の心理までわかるなんて便利だけど、正直見たくないわね。

 そんな事を考えていると私の番が来た。


『それでは生徒代表の言葉をリューネ・ベルリオーズさん』


「はい」


 学園長に名前を呼ばれた私は元気よく返事をして壇上へ……あとは今朝考えた言葉を言うだけ……そのはずだったけど、再び魔眼が発動するとそれどころじゃなくなった。全校生徒の様々な闇の感情が私に向けられ……最上級生からは主に嫉妬の感情が……


『ちっ……親が凄い……才能……ズル……』


『先生に……優等生……媚びてる……ウザ……』


『女のくせ……生意気……俺の方が……本当は……』


 ふん!情けない奴等ね!明らかに私より弱いくせにピーピーほざいて……まあ、心の中の戯言だから許してやるわ。

 それよりも問題はこっち……男だけじゃなくて女まで私にエロい目を……私に向けられた大量の性欲の闇を感じ取って眩暈が……


『リューネさん……好き……私の王子様……百合……貝合わせ……舐めたい……』


『最近……エロ……メスの顔……色気……誘ってる……』


『模擬戦……負けた時……ケツ……エロ……ハメ……』


『セリアさん……同時……カイト……羨ま……姉妹丼……』


『やりたい……強気な女……押し倒し……無理矢理……』


『レズ……したい……ネットリ……キス……やば……濡れ……』


 数え切れない膨大なエロイ欲求のワードが私の右目に投影されて、その影響で私までムラムラして……カイト……カイト……昨日、私だけお預けなんて酷いじゃない。

 私の右目は無意識にカイトを探して……いた!しかも真っ黒!やっぱりカイトも私と同じ……性欲で真っ黒……でもカイトの闇は綺麗♡暖かくて優しい闇♡


『リューネ……調子悪そう……心配……抱きしめたい……』


 はあん♡やっぱりカイトは優しい♡私の夫♡自慢の弟♡でも……もっと……


『顔の赤いリューネ……可愛い……綺麗……好き……』


 そう!もっとよ!もっと私を見て!女として!メスとして!


『昨日……リューネ……来なかった……寂しい……リューネと……お姉ちゃんと……いたい……離れたくないない……リューネと……』


 嬉しい♡やっぱりカイトも私と同じ気持ちだったんだ♡

 色んな意味で昂った私は、考えていた言葉なんて吹き飛んで、本能のままに口が動いていた。


「今日は♡本番です♡自分の力を♡出し切って♡ガンガン♡ヤリましょう♡」


 私が唐突にそれだけ宣誓して壇上を下りると、全校生徒は呆気にとられたような顔をしてザワついていた。私の様子が明らかにおかしかったから無理もないわね。

 そんな私を心配したカイトが、そっと駆け寄ってきた。


『生徒代表の言葉お疲れ様……でも顔が赤いしフラフラしてるけど大丈夫?』


 うぐ……カイトに『ウトウトしてたらお仕置きする』なんて言っておいて情けないわね……そうだ!私がお仕置きしてもらえばいいんだ!


「カイト……ちょっと来て」


 私は熱っぽい手でカイトを人気のない所に半ば強引に引っ張っていって壁ドンして迫った。


「カイト♡お姉ちゃん♡もうダメ♡寂しい♡ムラムラする♡お願い♡今ここで♡ね♡」


 目がハートで完全にメス顔でカイトに抱きついた今の私は、ダークプリズムアイで見たらきっと真っ黒でしょうね……それでいい……だって私はカイト専用のエロエロ変態お姉ちゃんだから♡

 そしてカイトがそんな私を受け入れてくれた。


『リューネ……お姉ちゃん……俺も同じ気持ちだよ』


 そうして私達は熱く粘度の高い濃厚なキスをした。まだ出陣式は続いてるけど、そんな事関係ない。誰かに見られても……ふふ……むしろ見せつけたいわ。


「チュッ♡ンチュ♡チュパッ♡カイト♡もっと♡もっと♡」


 生徒代表なのに、行事中に発情して隠れてエロイ事をする私……そんな私が好き♡カイトの女な自分が好き♡もっともっとメスに♡エロく♡それが私の強さの源♡

 こうして私はカイトと二人だけの特別な出陣式をしてエネルギーを補給した。

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