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ルシエルの白魔女 ʚ♡ɞ  作者: 春原☆アオイ・月代ユカイ
第二章 友達以上恋人未満(キュンLV 1)
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第18話 恩返し

益々引かれ合う二人(//∇//)

恋ばなって良いよね恋ばなって( *´艸)

 ヤンキー達の強襲があった日の夜。朱音(あかね)空翔(あきと)への恩返しについて考えていた。


「貰って嬉しい物と言えばやっぱりアレだろうか?……そうだ明日は優大(ゆうだい)お兄ちゃん休みだって言ってたし……アレにしよう」


 早速、空翔に【LINK(リンク)】でメッセージする朱音。


朱音【空翔君。今日はありがと(//∇//)】


空翔【どういたしまして(  ̄▽ ̄)】


朱音【ちょっとお願い(>д<)】

  【明日、少し早めに来れるかな(´・ω・`)】


空翔【何かあるの?(  ̄▽ ̄)】


朱音【秘密(  ̄▽ ̄)】


空翔【秘密ってΣ( ̄□ ̄;)】


朱音【お昼ご飯も持って来ないでね(´・ω・`)】


空翔【なぜ?Σ( ̄□ ̄;)】


朱音【秘密(  ̄▽ ̄)じゃね】


空翔【えっ?えっ?Σ( ̄□ ̄;)】


 そこでやり取りが終わる。朝、起きるといつもより念入りに準備を始める朱音。


 夕べから仕込んでおいた鶏肉を揚げて唐揚げを作ると、アスパラのベーコン巻き、だし巻き玉子、特性のピクルスなんかを添えて……綺麗に盛り付けて……っと。はい完成。


 鞄に詰めて学校へと持って行く。登校中に空翔達に遭遇した。


「おはよ朱音。なんで今日、早く来させたの?」


「おはようございます。朱音さん空翔君……クンクンなんか良い匂いがしますよ」


「あっそうそう……はいこれ。日頃の感謝の心を込めまして……」


 朱音にハンカチに包まれた箱の様な物を手渡される空翔。


「えっ?何これ?」


「何って……お弁当だけど」


「あっ朱音が作ってきてくれたんだ……ははは」


「そうだけど、何か?」


 若干不安そうな顔をしている空翔。「あの朱音が作るお弁当っていったい?……もしかして日の丸か?いや全然創造つかないぞ?」と不安を膨らませていく空翔。


「ははは……ありがとう。ってか……朱音って料理とかするのか?」


 空翔の発言に朱音がムスッとする。


「当たり前でしょ?毎日誰が家族分のお弁当作ってると思ってんのよ?」


 意外だった……あの朱音が毎日お弁当をね……。するとルシエルが話に入り込んで来た。


「朱音さんって……思ってたよりずっと家庭的なんですね。将来きっと良い奥さんになれますよ。ねぇ空翔君」


 ルシエルの言葉に赤面する二人。午前中の授業が終わり、昼休みになるとクラスメートにバレない様に朱音と空翔は自分の席で静かに食べる。


 ルシエルが空翔のお弁当を見て驚いている。


「盛り付け綺麗です。お肉や野菜のバランスも良さそうで凄く美味しそうですね」


 横目で空翔をチラッと見る朱音。ガツガツ食べてくれている空翔を見て「よしっ」っと心の中でガッツポーズを決める朱音であった。


 ご飯を食べ終えると空翔から【LINK(リンク)】でメッセージが送られてきた。


空翔【あっ朱音正直、驚いたΣ( ̄□ ̄;)】

  【どれも本当に美味くて( ≧∀≦)】

  【特にこの唐揚が絶妙(;゜∇゜)】

  【朱音の料理の腕、舐めてました(・・;)】

  【ご馳走様でした(^○^)】

  【またお願いします(  ̄▽ ̄)】


朱音【喜んでくれたなら良かった( ´-ω-)】

  【お兄ちゃんが休みの日で良ければ……】

  【また作ってあげるよ(  ̄▽ ̄)】


 空翔も満足そうな様子だし、朱音のお弁当作戦は無事に成功した。


 家に帰りお弁当箱を洗っていると空翔に渡したお弁当箱に何やら紙が入っている事に気付く。中身はと言うと……。


【美味しいお弁当ありがとうな。これならルシエルの言う通り、本当に良い奥さんになれるよ。俺もこんな奥さんが欲しいなぁ】


「なっ!?」


 顔を赤面して手紙をポケットへとしまってしまう朱音。空翔への思いはより一層深まるのであった。


次回は朱音が珍しく風邪を引きます。さてどんなやり取りがあるんでしょうね!Σ( ̄□ ̄;)

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