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魔人

「はぁはぁ ッ」

流石に痺れが治ってきて痛みが手に襲ってきた

痛みのおかげで冷静さが少しは戻ってきてた

僕は何をしてるんだろうこんな事をしても変われないのに

認めないといけないんだ僕が落ちこぼれであることに

「ウヒャャャ」

後ろから声というより鳴き声みたいなのが聞こえたと思ったら

「!?」

僕は、背中を切られていた

「ーーーー」

声にならない叫びが響いた

痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 背中が燃えるような痛みに襲われて振り返るとそこに居たのは、剣を構えた人みたいのが立っていた

魔人だ

魔人とは魔生物が魔力暴走したものである、魔生物が魔力暴走をすると一時的に人間のように形を変化する

今目の前にいるのも人間みたいだけど皮膚が黒く赤い血管みたいなものが見える

魔人が剣を構えて振り下ろしてきた

死ぬのか、やっぱり死んだ方がいいのかでも、やっぱり幸せになりたかった

全て諦めようとしたその時 魔人の動きが止まった

ん!?何がおきたんだよ

魔人は俺の事に目もくれずに明後日の方向を向いている

ゆっくりと魔人を見てみると握っている剣が震えている 何かに怯えているのか

魔人が向いてる方に何かいるのか、なら

僕は背中の傷を無視して魔人が向いてる方に走り出した

魔人は最初は追って来ようとしたが次第に魔人のスピードが落ちていく

そしてついにはこっちらの方を諦めたのか追ってこなくなった

「なんだここは」

必死に走ってるうちに僕は泉に出た

だが泉なのに動物や魔生物がいない

この先にはあの魔人が恐れていたものがある、近ずくのは流石にやめておこう

だが今戻ってもあの魔人がいる可能性もある

危険はあるがここで少しの間様子を見てみよう

「背中、が、熱い」

流石に背中の傷が痛む

安心した途端に痛みと脱力感が襲って来た

「流石にやばい、か」

死にたくないな

そんなことを考えて僕の意識は飛んだ


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