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夏の夜

え、、、、セラ?

セラは今なんて言った?嫌じゃない?え、嘘だよね

本当に嫌じやないの?

「なんで」

混乱する頭で僕は聞いてみたきっと何かの間違いだと信じてきっと彼女は僕にいつも通り微笑んでくれると信じて

でもセラのくれた言葉は僕の期待していた答えではなかった

「え、だってシロ落ちこぼれだもん 私はシロが将来稼いでくれそうだと思って婚約者になったの

に落ちこぼれの婚約者なんて嫌に決まってんじゃん」

セラは笑顔で当たり前の話をするように語った

僕は自分の体がまるで他人に乗っ取られたような感覚に陥った

目が何も見えなくなって足に力が入らない

僕は崩れてそうになりながらその場を去った

現実から逃げるように

もう暗くなってしまった夏の夜に紛れるように

心に空いた穴が心より大きくなってしまうほど穴は広がっていく


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