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ー立食パーティー・お見合い5.5-


 少し怪しい屋敷には3人の少年少女がいた。

 その容姿は髪の色は全員オレンジで髪の長さだけが違う、そして肌はありえないくらい真っ白、女性が求めるような肌ではない、生気がない、人間とは思えないというほどに真っ白で不気味であった。


 瓜二つの少年少女はお互いを顔を向けて囁くような小さな声で話し合った。


「ね、ね、今さ、忌様に呼ばれてる?」

 甲高い声をあげて、一人の女の子が他のメンバーに向かって言う。その様子はどこか期待しているようなそんな感情も感じ取れる。

「…ああ、呼ばれているな…」

「そうだねぇ~、間違いなく呼ばれているねぇ~」

 外見は一緒なのだが、喋り方が全く違う少年たちは少女に返事をする。


「だよね、あはは、行くか!」

「…めんどい…」

「でも、それこの間、それしたらすごいことになったよねぇ~」

 3人の名前がどんどん、蒼白になっていく。いや、元々顔は生気がないほど真っ白なのでこの表現は間違っているのかもしれないが、その件については今はおいておこう。


「あれは…あたし、もう体験したくない」

「…死ぬかと思った…」

「あれは、死ぬって言うより死んだと思う、一回くらい」


 彼らにとっては忌は恐ろしい存在なのだろうということが分かる発言をした3人は化け物から逃げるように動いたのであった。

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