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ドアを開けて寝る
王国暦2000年 世界は王国と魔王の2つに分かれていた
毎日王国領土を奪おうとする魔王軍に対し攻防をする王国軍
その中央に位置する小さな町で数々の勇者が散り魔物が倒れた
そんな世界に僕は来てしまったらしい……
馬鹿げた話だとは思うがまずは僕の話を聞いてくれ
さっきまで普通の日本の平成という世界をのびのびと過ごし
今日もなにもない一日だったと、家に帰ってひと眠りしようと教室のドアを開けた瞬間、そこは荒地でした
というよくあるゲームの最初みたいなことが起こったのだ
もちろん、僕は寝ぼけてるんだと思ってその場で寝てみた
が、どうも目覚める気配がない
さらにさっきから僕を執拗にけったり、つねったりしてくる子がいる
夢のわりには痛みがはっきりしすぎているのだ
「こいつはしんでいるのかえ?」
「そんなはずないだろう!急に変な格好で現れてその場に寝ころんだだけだぞ!」
「あっあの 蹴るのはよした方が…あっ目開けてますよ」
後… 二次元みたいな女の子3人に囲まれてた