最終話 海の見える丘
私はエメクと結婚した。胸がいっぱいでエメクの愛と幸せで本当にいいのだろうか、と時々不安になる事もあった。私はずっとエメクを愛したい。
苦難の時も何気ない時も一緒に居て苦楽を共にする。
大切に、大事にするの。言葉でも行動でも愛を表すの。
俺はずっと1人だと思っていた。誰も俺を同等に扱ってくれなかった。でもルビナは違った。俺の、俺自身に目を向けてくれた。
孤児院で一緒に育った妹のような存在が、俺のかけがいのない存在になった。守ってあげたい。と思うのに、ルビナは強くて自立している。何かに依存する事もなく、ただ真っ直ぐ俺を見てくれる。一生一緒に幸せにしてあげたい。
「『海の見える丘』を探そう。」
今はハイターの町に留まっていた。この街のギルドを覗いてみたが、手配書もなければ噂もなかった。
俺達を捜索する者は居ないとみた。完全に安心したわけではないが、王からの報酬のお陰でのんびり過ごす事が出来ている。ここは港町、住人にいくつか聞いてみた。『海の見える丘』がどこかにないか。
噂によるとハイターの向こう側の森に『海の見える』所があるらしいと。
まだ未開発地域の為、モンスターも出るが景色は良かった。という話しが聞けた。
明日行ってみることにした。
ハイターの街から船に乗り、森へ入った。
確かにモンスターは居るが、せいぜいウルフやワイルドボア程度だった。
坂を登っていく。森の木々から光が射す方へと進んだ。
「うわーー!絶景じゃない!すごい!小さいけどハイターの街も見える!」
「すごいなぁ!風も心地いい!ここに決めるか!」
「うん!ここにしよう!」
エメクとルビナはそこに家を建て、毎日の『おはよう』『ご飯が出来たわよ』『頂きます』『ご馳走様』を一緒に言う。幸せな時には人助けをしたり、二人にとってかけがえのない日々を暮らす。
そのうち子供も出来た。
子供の名は「ブレイブ」男の子だった。
「エメク!この子天才よぉー!!」
エメクは剣の素振りをしていた。
「え?」
「この子、一歳なのに本が読めるの!それから魔法も使えるの!!」
「え??子供ってそういうもんだっけか?」
エメクとルビナの子供は転生してきたらしい。
「僕はさ、ただ時間を無駄にしたくないだけなんだよね!」
「ブレイブちゃーん!大人になっちゃだめええ!」
ルビナは困惑しているがドキドキが止まらない。
エメクもルビナも「普通」の人生を謳歌していたが、子供の存在が大きく人生を変えるのであった。
ーおわりー
ご覧頂きありがとう御座いました。次はもっと上手く書こうと思います。
もっともっと面白く出来るように頑張るので応援宜しくお願い致します。
※後からイメージイラストを載せたりしています。宜しければ前の話しも遡ってもらえると嬉しいです。
※誤字脱字あるかと思いますが、見つけて下さったら教えて下さると有難いです。
※素人ですので、伝わらない部分あるかと思いますが、引き続きストーリー、イラスト共に愛して下さると嬉しいです。宜しくお願い致します。




