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ドS男とドS女の異世界ロマンス⁈  作者: うまれつきウタマロ


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21/26

21話:潜入

 朝になった。

「おはよう」

ルビナはまだ眠たさを感じ、目を擦りながら言う。

「ルビナ!愛してる」

「んもー何回も聞いたよ!エメク寝かせてくれなかったぁ」

ー 昨日はエメクが発情し、何回も何回も愛し合ったのだ。

「ルビナちゃんごめんね、気絶するまで責めちゃって‥」

「モンスターよりエメクの方がモンスターって事がわかったよ」

「さて、ベーゼに潜入だな。準備しよう。」

ー ルビナは体の違和感を感じている。初めての体験をしたので、大事な所がヒリヒリするのだ。

これが大人になる事なんだとルビナは思った。任務に支障がないよう、気合を入れた。

宿屋を出ようとした時、宿屋の女将さんが私達をニヤリとした顔で見ている。


「昨日はお愉しみのようで。」


きゃぁ!考えたら、声丸聞こえだったんだ!やだっ!


「最高だったよ!」


エメクが言う。お前そういう奴だっけ。なんか丸くなった?

いやいや、昨日のエメクはドSだった。言葉責めとかしてくるし、本当に初めてだったのか疑いたくなる。でもエメクの体‥素敵だった‥。「!」任務に支障が出る!


昨日のルビナちゃん可愛かったな!またしたい!恥ずかしそうに顔赤らめて!大きい胸が‥

あーいかんいかん。思い出したら俺の下半身君が起きてしまう。任務に支障がでる。割り切って行動しよう!任務が終わったらまた‥


 ルビナとエメクは潜入すべくベーゼ王国まで、隠密スキルを使い、森の中を通って音もなく、気配もなく進む。姿を目視される事もない程のスピードでベーゼ王国にそっと潜入した。

「ねぇ、エメクベーゼ王国はヴァイゼ王国が悪魔崇拝しているって思ってるのよね?」

「あぁ、この国は王を崇拝しないといけない、他の神を崇拝してると火炙りの刑らしいな。」

「要するに、どうして急にベーゼ王国がうちに攻めて来たのかを調査すればいいのよね」

「そうなるな。」

「二人行動は目立つから二手に分かれよう。夕方ここで落合ましょう。」

「気を付けるんだぞ!」


 こうして二人は別行動する事になった。私はギルドを覗いてみよう。

ルビナはフードを深々と被りギルドへと入って行った。

冒険者達は雑談をしている。ルビナは目立たぬ所で隠密スキル「グートクリンゲン」を使って、小さい音もよく聞こえるようにした。

「なぁ、この間ヴァイゼ王国を襲撃したって本当か?」

「あーそうらしい。悪魔崇拝してるらしいって告発があって、予告もなく兵が出動したってな。」

「ヴァイゼ王国は広いし、明るいイメージがあるけど、秘密裏にそんな集団が居てもおかしくないんじゃないか?」

「秘密裏にやってる事がなんで分かったんだろうな。」

「告発があったって言っても、『らしい』ってだけで、兵が出るのかよ。」

「町が燃やされて、ドラゴンまで召喚したってよ。」

「まぁ、この国の王ならやりかねないか‥」

「でもその告発した奴って女なんだろ?信用出来るのか?」

「さぁな。今は城の中で軟禁状態らしい。」

「ヴァイゼ王国の人間が告発したとしてもこの国はすぐに移民を信用しないからな。」


ー 一方エメクは酒場に居た。隠密を続け、完全に気配を消している。

噂話に耳を傾ける。


「なぁ、このままヴァイゼ王国と戦争になっちまうのかな。明日ヴァイゼ王国の王が訪問するらしいぞ。

場合によっちゃ戦争もありえるんじゃ‥。」

「したら俺ら下級の冒険者も派遣されるよな?」

「ヴァイゼ王国が悪魔だの神だの崇拝しようが、関係ないよな?」

「なんでそんな理由で攻めたんだろうな。」

「ヴァイゼ王国の女がズタボロでこの国に来て、悪魔崇拝をしてるとこを見たんだと。したら、殺されかけて、うちの国に来たからとんでもねぇ!って事になったらしいぜ。」

「でもそいつ、助けてもらう所か城で軟禁されてるらしい」


 まさかな‥城で軟禁されてる『女』で『虚偽』の告発って事になる。

『あの女』ならな。ヴァイゼ王国で悪魔崇拝なんて聞いたことない。今は冒険者達が調査してるし、なんの証拠もなければ『虚偽』だな。

この国の王はどんな奴なんだ?


「もうすぐ王の朝の挨拶があるぜ。広場に集まらないと。」

「あぁ。行くか。」


 王は毎日朝から挨拶してるのか?どんだけ暇なんだよ。

俺も広場に行ってみるか。


「おはよう諸君!」


 広場に集まっている人は身を屈めて拝んでいる。奇妙な光景だ。だが、王はじじいだと思ったが、とても若いな。30代くらいだろうか。

「王よ!」

「テウフェル様!」


ほぉ、本当に崇拝している。本気なのか、殺されたくないからか‥。


「昨日はヴァイゼ王国の悪事を正した。このテウフェルより偉大な者はいない。神など居ない!

人が作った偶像を崇拝して何になる!私はここに存在し、崇拝出来て貴様らも幸運であろう。」


街中に歓声が上がった。


「ヴァイゼ王国は悪魔崇拝をしている。なんと可哀相な事ではないだろうか!悪魔などもいない!

居ない神を崇拝している可哀相な市民を粛正しようとしたのだ。

悪魔を崇拝するより、夢を実現し、それを目で見れる神!この私を崇拝すれば幸せになれるという物。

現実的な神だ!

明日、ヴァイゼ王国の王が訪問する事になっている。決して危害を加えたりしないでほしい。

ヴァイゼ王国の王もまた、何も知らない可哀相な者なのだ。憐れんでくれないか。ヴァイゼ王国の一団にはどうか優しくしてやってくれ。今日の話しは以上だ。」


街中が歓喜に包まれている。


 ふん、確かに目に見える現実的な夢を叶えてくれる神‥か。

本当に実現させてるんなら凄いとは思うが‥。


 エメクとルビナは情報を得て、合流を目指す。

この国の市民は王を本当に崇拝しているのかを更に調べる必要があるようだ。

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