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ドS男とドS女の異世界ロマンス⁈  作者: うまれつきウタマロ


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18/26

18話:悪は害をもたらす

一番怖いのは、モンスターではなく人間なのかもしれない。

街中がざわめき合っている。何があったというのか?

「カーーン!カーーン!敵襲!敵襲!」

街の警備兵が警告を鳴らす。ドラゴンでも出たのか?

「北のベーゼ王国が攻めて来てるって!」

街の人たちが口々に噂をしている。

「戦争でも始まるのか?!」

街中の人たちが怯えていて、街から逃げようとしている人も多い。

「大丈夫よ!この街には冒険者が沢山居る!なんとかしてくれるさ!」

他力本願な意見だが、そう、冒険者はこういう時でも冷静であるべき。街の人たちを守るのも冒険者の役目!


 「私達が何をしたって言うんですか!」

街中にもうベーゼ王国の兵士が入り込んでいた。何が起きているんだ。

「お前たちは居もしない神を崇めている!異端だ!」

この街の宗教を否定しているの?孤児院は教会のすぐ横。子供達が、みんなが危ない!!


 エメクと私は隠密とブーストを掛け、家の屋根を飛んで孤児院に向かった。

「やめてくれ!子供達は関係ない!わしだけで十分じゃろ!」

ベーゼ王国の兵士が、孤児院の子供たちは縄で縛り、おじさんは必死でかばっている。

「おじさん!」

「おお‥エメク、ルビナ‥」


「おじさんの手を放せ!糞野郎!何をしたって言うんだ!」

ルビナがキレている間にエメクが子供たちの縄を解いた。


「この街の女性は下品ですね。教えてあげましょう。貴方達は異端だ。神など居ないのに作り話しで人を騙している。悪魔だ!この教会も、教会にいる子供も全部異端である。悪魔は火炙りの刑と決まった。私達ベーゼ王国の王にだけ崇拝すべきだ。」


「それって戦争の布告?」

「い~や。決まった事だ。悪魔崇拝者はすべてこの場で焼く。しかし、ベーゼ王国の王を崇拝すると言った者は、ベーゼ王国で奴隷として働いてもらう。


ー「王よ!どうか我々にご命令下さい!」

ヴァイゼ王国の王は決断を迫られていた。

 

「ベーゼ王国の者は全て排除せよ!」


ー 「火を放て!」

教会と孤児院が燃やされている。

「そんな‥」

ただただ茫然とされるがままで居る。こんなの‥

「悪魔はお前らだ!殺してやる!!」

ルビナが兵士を切りつけた!なんだ。人間てこんなに弱いの?ちょろいな。

エメクも応戦する。兵士を見つけては切った。


当然兵士は教会を狙う。ベーゼ王国の兵士はここへ集まってくるのだ。

街の被害が大きくなっている。「異端」とみなされた人の家が焼かれているのだ。

王国騎士団も出てきたようだ。

「我々は、王の命令によりお前たちベーゼ王国の襲撃に伴い、尽力致す!」

ベーゼ軍は王国騎士団によって次々と排除されていった。

城から王が出てきた。横に就く兵士が風魔法を操り声を拡張し、王はこう言う。


「ベーゼ王国は許可もなく我々の国に侵入し、資産である市民を脅かすならばこちらは黙ってはいない。処刑は免れぬ!この王国から何事もなく出られると思わぬ事だ!王国騎士団及び、警備兵、そして冒険者諸君!ベーゼ軍を抹殺しろ!」


街中に歓喜が湧いた。士気が上がり、ベーゼ軍は返り討ちになっている。形勢逆転だ。

町の男たちも農具を持ち戦っている。

ヴァイゼ王国の門は閉められ、ベーゼ軍は逃げられなくなった。

一人のベーゼの兵士が笛を吹いた。

街が少しの間沈黙が続く。

「はーはっはっは!ざまみろ。俺達が何も戦略を立ててもいないと思ったか!ドラゴンだよ!ドラゴンが来るぞーーー!お前らを根絶やしにしてやる!」

すぐさまエメクが兵を斬り、笛を回収した。


「ルビナ!大丈夫か?」

「ええ!ドラゴン狩りをしましょう。」


二人は高い建物に飛び移った。

グワオオオン!!

「ドラゴンが来た!」

王国騎士団も集まって来た。

とてつもない風が襲う。焼かれた家々の火が更に燃え上がる。このままじゃ街が‥


王国騎士団が街中に居る警備兵に指示をした。

「ドラゴンは私達がやる!お前らは鎮火に集中しろ!水魔法が出来る者は誰でも鎮火させろ!」


ドラゴンは街中を飛行して様子を伺い、獲物を狙っている様な動きをしている。

私は弓で攻撃してみる。簡単に弾き飛んだ。固い甲殻で覆われている。

エメクが水魔法でドラゴンを狙う。ドラゴンに掛かった水は街中に滴り、鎮火も同時に行っているようだ。更に氷魔法を使い翼が凍らせ、地面へと落ちた。直ぐに王国騎士団が攻撃している。

エメクも大剣で応戦する。私も双剣で翼を狙った。ドラゴンの動きは速い!グルグル回っては尻尾で攻撃してくる。

王国騎士団は翼へ集中攻撃。私は目を狙う事にした。隠密スキルを使い、死角から片目を狙った。命中しドラゴンの顔の下をすり抜け、そのまま左目も刺す!

両目を奪てやった。次は尻尾だ!

「多重双剣斬り!」

固い甲殻のヒビが入った。エメク!

「ああ!任せろ!インパクトスラッシュ!!」

20cmくらい切れただけだった。

「しぶといな!」


「戦いをやめるな!相手に隙を与えるな!袋叩きにしろ!」

王国騎士団が士気を上げた。


私は少し距離を取り、ブーストを掛け首を狙う!双剣を一気に突き刺した!

ドラゴンが暴れ始める。

剣が突き刺さったまま馬乗り状態だ。バランスを取って剣を抜き、再び首を狙う。

エメクは尻尾を狙っていた。炎攻撃の後氷魔法で一気に冷やし、脆くさせる。そこを大剣で攻撃する。

「パリーン」

皆が注目した。エメクは等々尻尾を切った。

ドラゴンはバランスを崩し動けなくなった。そこを王国騎士団と、私達が集中攻撃をする。

エメクは正面へ出て来て、ドラゴンの口内に爆炎魔法を放った。すかさず全員後ろへ回避する。

「ドカーン」

ドラゴンは体内から弾けて跡形もなくなった。

こうしてドラゴンを討伐した。


 王国騎士団の一人が私達に声を掛けてきた。

「いやぁ、君たちは凄く強い!圧倒されてしまった。君たちの事は王へ報告しておくよ」

「あ、これ!王に渡して下さい。ベーゼ軍がドラゴンを呼んだ笛です。」

「おお!こんな物まで回収して下さったとは。」


 そして私達は孤児院へと向かった。街の被害が大きい。鎮火し、焦げ臭い臭いが鼻を刺す。

孤児院も教会も半壊していた。エメクと皆と育った場所。思い出の陽だまり。無残な姿に私は泣いた。

「おじさん、みんな!」

建物の近くに広場があり、そこで皆茫然としていた。

「みんな!もう大丈夫だからね!陽だまりはまた復活する!絶対!」

ルビナはみんなを励ます。

「エメク」

エメクは黙って抱きしめてくれた。昔の様に頭をわしわし撫でて

「大丈夫ってルビナも言ってただろ!俺達陽だまりの子たちは強いんだ!だから大丈夫!」

「うん。でもエメクとの思い出が消えちゃったみたいなんだもん。」

「思い出はこれから作っていこう!楽しい事、いっぱい!」


 一旦現状を確認すべく、ギルドへ向かう事にした。



※後からイメージイラストを載せたりしています。宜しければ前の話しも遡ってもらえると嬉しいです。

※誤字脱字あるかと思いますが、見つけて下さったら教えて下さると有難いです。

※素人ですので、伝わらない部分あるかと思いますが、引き続きストーリー、イラスト共に愛して下さると嬉しいです。宜しくお願い致します。

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