宮城県の郷土料理いろいろ
【食いしん坊エッセイ】⑤
皆さま、こんばんは
自他ともに認める食いしん坊の桃栗柿みかんです。
食いしん坊エッセイも五回目になりました。読んでいただいた方ありがとうございます。
初めましての方もまだ大丈夫です。文字数も短い気軽なエッセイですので今からでもOKですし、
なんなら一話完結なので前のは読まなくても……ゲフンゴホン
読んでいただけたらもちろん嬉しいです、小躍りして喜びます。
第一回目は「スイーツと飲み物のカップリング」についてのエッセイを書きました。
第二回目は「おにぎりの話」を書きました。
第三回目は「選ばれし、スーパーエリートデブの選択」カロリーの高い食べ物の話をさせていただきました。
前回、第四回目は「茄子」の話をしました。
この食いしん坊エッセイの他に、noteに色々書いていて(Twitterに書くにはちょっと文字数長い時とか)、
そこで宮城県の郷土料理「おくずかけ」「なす炒り」「芋煮汁」について書きました。
ああ、もういっそもっと語りたいって訳で、今回の食いしん坊エッセイのテーマは「宮城県の郷土料理」です。
地元以外のかたの宮城県のイメージってどんなでしょう?
「牛タン」「ずんだ餅」「笹かまぼこ」「伊達政宗」「サンドイッチマン」とかですかね?
「牛タン」は焼肉屋さんの「タン塩」とは別物です。
仙台の牛タンは分厚くて、でも切れ目が入っているのと熟成させているので、簡単に噛み切れるし、本当にジューシー、
付け合わせの白菜漬けはたっぷりで美味しいし、南蛮味噌やテールスープもたまりません。自慢の逸品、本当に美味しいです。
間違いなく「キングオブ仙台メシ」ですが、まぁ自宅ではあんまり食べません。
それどころか仙台の人はあんまり牛タン屋さんに行かないかな。
そこそこのお値段なのでデイリーのランチとしてはちょっと敷居が高い。
県外の友達が仙台に来てくれた時に「何を食べる?」「やっぱり牛タンだよね」って話になったら、連れて行くかな。
前の職場は近くに牛タン屋さんがあって、自分へのご褒美的な感じで時々行っていました。
でも今回のエッセイではお外で食べるものじゃなくて自宅で作る郷土料理のお話をします。
▪️まずこの間noteでも書いた「おくずかけ」
数種類の野菜(タケノコ、ニンジン、しめじ、舞茸、干ししいたけなどのきのこ類)や、油揚げ、糸こんにゃく、
豆麩(※1)などをだし汁と醤油で煮込み、水溶き片栗粉でとろみをつけた具沢山の汁物です。
白石温麺(※2)を別茹でして、お椀に入れて、熱々の汁をかけていただきます。
茗荷や絹さや(別茹で)を散らしてもキレイ。
宮城県の南部を中心に、春秋のお彼岸や、お盆の時期などに供される代表的な郷土料理です。
※1:カラフルな色付きの豆麩もあります。とても可愛い。
※2:うーめんと読みます。焼肉屋さんの温麺とは別物。油を一切使用しない胃に優しい短い麺です。
詳しい由来などのお話は是非noteを見てくださいね、写真もあります^^宣伝宣伝
▪️茄子炒り
細切りにした茄子を油で炒め、醤油と酒で調味する。
醤油じゃなくて味噌で作ることもある。仕上げに青じそを散らしたり、くるみや唐辛子を加える家庭もあり。
▪️味噌おにぎり
お味噌に砂糖とみりん、出汁を入れて混ぜたものをおにぎりに塗って両面焼いて、白胡麻を振る。
少し焦げた部分が香ばしくて美味しい。中身は梅干しを叩いて、鰹節と砂糖を混ぜて練ったのが最高。
▪️芋煮汁
宮城は豚肉で味噌味(お隣山形県は牛肉で醤油味)
里芋、大根、人参、白菜、長葱、ごぼう、こんにゃく、あとは適当にきのこ類
河原で大鍋で作って食べるのが基本ですが、家で普通の鍋で作っても美味しいですよ。
▪️ずんだ餅(づんだ表記表する場合もあり)
①枝豆を茹でて、薄皮を剥く(舌触りが悪くなるのでこの工程はマスト)。
②すり鉢で潰す(ミキサーだとつぶつぶ感がないのですり鉢がいい)。
③砂糖とちょっぴりお塩も混ぜる。
ずんだ餡の出来上がり。後はお餅や白玉団子に絡めてどうぞ。
市販のずんだ餡は甘すぎるので、自宅で作るのが美味しい。
バニラアイスを室温で半解凍しておいて、ずんだ餡を混ぜると、みんな大好きずんだシェイクになります。
▪️油麩丼
皆さんは油麩(仙台麩)ってご存知ですか? あんまりメジャーじゃないかな。
仙台というよりは県北の登米地方の特産で、その名の通り、油で揚げた麩でフランスパンみたいな形で売っています。
(それとは別に小口切りにした油麩も売っていて(安い)、こちらはお味噌汁の具に重宝しています)
フランスパンのような形の油麩をザクザクと切って、カツ丼を作る時の要領で、鍋にだし汁、砂糖や醤油を煮立て、玉ねぎをちょっと煮る。
油麩を入れて卵でとじる。丼にご飯をよそい、その上に盛り付ける。あれば三つ葉を彩りに乗せる(ない時はなくていい)。
▪️はらこ飯
秋の一番のお楽しみははらこ飯です。
本当に美味しいのでもし良かったら皆さんも作ってみてくださいね(noteに作っている最中の写真も載せます)。
塩鮭じゃなく、生鮭で作ります。
※昔、義父から『オスを半身で買ってきて。メスは産卵で味が落ちてるから』って言われて、
半身のシャケの雌雄が見分けられなくて困ったことがありました。
①砂糖、酒、醤油で鮭を煮る。鮭は取り出し、煮汁とは分けて冷ましておく。
②はらこを水洗いして、ぬるま湯の中で優しくほぐす。
生臭みを取るために、さっきの煮汁に入れて軽く火にかける(煮過ぎ注意)。
イクラはそのあと醤油とみりんに漬けておく。
③お米をさっきの煮汁で炊く。
④炊き上がったご飯に、①の鮭と②のイクラを散らす。
絶対食べたくなるようなツヤツヤの宝石みたいなはらこ飯の写真をnoteに載せておきますので、一度ご覧くださいませ。
そして仙台行きのチケットを購入するのです、さぁ早く! 9月の末から10月がはらこ飯の最旬の時期です。
この機会を逃したら、来年までお預けです(・・、)ほろり
来仙の時期が決まったら教えてくださいね、この大盛りイクラのはらこ飯のお店の名前と住所をお教えいたします。
▪️最後に仙台雑煮
お雑煮ほど地域の特色が出る食べ物もないですよね。
正月が近づけば、「あなたはどちら出身?……へぇ、ちなみにお雑煮ってどんな?」と聞けば、確実に盛り上がるし。
仙台の雑煮は、まずひき菜をひきます。
「大根・人参・ごぼう・凍み豆腐」をさっと湯掻いて外気にさらして軽く凍らせます。
これを「おひき菜」って呼ぶんですけど、最近は外気ではなく冷凍庫ですね。
この凍らせる作業のことをひき菜をひくって言うんです。
昔、年末近くなると母親が「そろそろひき菜ひかないと」みたいに言っていたのを覚えています。
出汁は焼きハゼから取ります。
おひき菜と、糸こんにゃくや芋茎を煮て、醤油で味を整える。
お椀に焼いた餅を入れ、そこに餅が見えなくなるほど、たっぷり具材を盛り付け、
紅白のかまぼことせりを乗せ、お椀のふちにハゼを乗せ、そこにたっぷりのイクラを乗せる。
これが仙台伝統の仙台雑煮です。
……なんですが、ハゼもイクラも高いので、うちは鶏肉ですまし汁の雑煮です(餅は角餅)。東京風が近いかな。
四国ではあんこ餅に白味噌という地域もあるらしく、一度食べてみたいなぁと思っています。
皆さんのお住まいの地域の郷土料理も良かったら教えてくださいね。
それでは、また次のテーマでお会いしましょう。
食いしん坊エッセイ、ブクマしていただけたら嬉しいです。




