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エピローグ 嘘と君

エドガーへ


 季節の変わり目で気温の変化が大きいね。元気にしてる? あたしは元気にやってるよ。

 あたしのことに関する、ハーベスト領民への説明会がちょうど終わったところで、この手紙を書くことにしたんだけど……いろんなことがあったんだよね。ありすぎたぐらい。まあそのことは帰ってから話すとして。


 説明会自体は、なんとか終えられました。あたしが領地の相続権を放棄して、王国騎士団員としてやっていくという部分は流石に驚かれたね。でも、あのときエドガーとアリスに後押ししてもらったから、その決断は後悔してないし、変えるつもりもないよ。


 改めてになっちゃうけど、本当にありがとう。後押ししてもらったこともそうだけど、騎士団員の約束のことも。もしあたしがエドガーに会えてなかったら、きっと今もあたしは、あのボロ小屋で薄暗い毎日を送ってたと思う。

 

 今のあたしがあるのは、あのときのあたしの全部が嘘でも、君に出会えたから。嘘だらけだったってわかった後も、あたしに変わらず接してくれてありがとう。


 話したいことはまだまだあるけど、それは戻ってから話してあげる。楽しみにしててよね!

                    

ライリ

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