不思議ドールなな
87話 不思議ドールなな
「『キリストの娘』連載が、決まり。良かったですね先生」
「ああ、橘君の方は?」
「創刊メンバーに入りました」
「決まったか。で、どんなの描くのエロで行けるの?」
「はい、タイトルも決まり同社雑誌に広告も載ります『不思議ドールなな』というタイトルです」
「ドール……君、フィギュア好きだよね。それと関係あるの?」
「はい、フィギュアとは、少し違いますがドールマニアのドールが、人のように動き出しますが、見た目はドールなんです」
「人形物だね。面白そうだね。創刊したらすぐ買うよ。そっちは、アシは大丈夫なの」
「はいパソコンですから楽です」
「僕は、どーもね。ペンとインクないとね、トーンはアシにパソコンでやってもらってるけど、昔のトーン貼りが懐かしいよ」
「まだ、ベテランの人で多いですよインク描き」
ドサッ
棚から古い原稿が落ちた。
なんだ、急に。
まだ、ナニかココに。
「なんだかなぁ〜もうなれたよ。こういうのは日常茶飯事だ。座敷わらしでも住みついたかなぁ」
「わぁ、今度は照明が」
消えた。
ウチのツクナだって、こういうイタズラはしない。
「空き部屋があるから、座敷わらしの出る部屋で、商売しようかな」
悪いモノでもなさそうだ。先生の落ち着きを見ればわかる。
「あ、ついた。じゃ先生、ボクはこれで」
先生の家を出ると雨が。
「ホラね、降ってきただろ」
ツクナが、リュックから、折りたたみ傘を抱いて顔を出した。
「朝は、いい天気だったからな。ありがとうスクナ」
今日のツクナはドール用のメイド服だ。
ボクの漫画「不思議ドールなな」は、ほぼ実体験に近いがエロ漫画誌なので、そのままボクの生活を描いたら、ほのぼの漫画になってしまう。
ので、妖精の妙薬を飲んで、ななは人間大に大きくなって主人公の欲望を満たしてくれる。
ボクは小づちで、大きくなった、アヤさん顔のツクナとHなコトはまだしてない。
だってアソコにナニもないから。
「ん、どうしたツクモ。オツパイなら、今夜も触らしてやるよ」
つづく




