秋葉原再び
20話 秋葉原再び
電車に乗りなれてない私たち、でもまえのときみたいに再びつくばエクスプレスで秋葉原へ。
乗り換えるのも面倒だし。なれてないと何処へ行っていいやらと。
知っている秋葉原。
行ったことあったから、行きやすかった。
駅ビル前で待ちあわせ。
「あ、居た居た。お久しぶりです」
一つ目三本指のカメラ小僧は帽子を目深にかぶり来てそうそう私たちを撮った。
「ケイちゃんに連絡もらいまして、姐さんたちが来ると」
「そうなんだ。じゃあいつも来るぞ」
「ネコちゃん」
「無事に帰ってこれたニャ」
「ああ、ネコ。新幹線楽しかったか」
「ケイが、ケチってあたいをペットで乗せたニャ」
カメラ小僧が、カメラ屋さんに覗きに入ってもどってきた頃。
「みんな早いね」
「あんたがおそいんだ!」
ケイは相変わらずJKファッション。
遠野に来た時は紺のセーターに赤いチェックガラのスカート。
今日は灰色のベストに緑のチェック柄スカート。チェック柄のスカート何着持ってるの?
「姐さん怒らないでくださいよ。夕食はおごりますから」
「知り合いがメイドカフェ始めたんで、そこ行きましょ」
「その知り合い妖怪?」
「ええ、オーナーは、ぬらりひょんさんの娘でヒョン・紫咲さんです」
「ここ?」
字が違うよ。
「冥土カフェ」
とあるビルの二階。
「お嬢様方、お帰りなさいませ」
メイド姿の女の子たちの頭に角が。見たことある顔も居る。
この人たちは鬼娘42の。
じゃない人も人間? 東京の妖怪は妖気がないので、わからない。
「予約した、妻保です」
私たちは個室に案内された。個室の真ん中には丸い中華屋さんみたいなテーブルが。
そこへ料理が乗せられる。ここは中華屋さん?
料理は中華屋だ。
料理を乗せたテーブル台は回転して、反対側の料理が取れる。一段下の個人の前にはご飯と小皿。
「ケイ、ここ面白いね」
「姐さんのためです」
「ようこそオーナーの紫咲です」
「このひとはオニ娘のプロデューサーでマネージャーなの。その他にも、いろいろと手を出してるのよ」
「今日はごゆるりと」
と頭も下げて部屋から出た。
「冥土カフェ。はやってるの? 席はガラガラだったわよ」
「まだ、早いから。平日の稼ぎ時は深夜で、妖怪たちが来るそうです」
冥土カフェで、メイドはオニ娘。人にはどうなのかしらね。ココ?
メイドの中にカチューシャに角を付けた人間らしい娘も居たけど。深夜はどうなんだろ?
わたしの心をよんだのか、ケイが。
「深夜には妖怪メイドに代わるそうですよ。カッパとか。姐さんたちもバイトしたら」
「あんたにかえすよ、その言葉。まだ、やってるの危ない仕事?」
「あぶなくないですよ」
「まあ好きならいいけど……」
深夜になる前に店を出てヘビヅカヤを目指した。今度ははじめから妖怪専用のカウンターに。
「あら、お久しぶり。また来たのね」
カウンターのおねえさんは、わたしたちを憶えてた。
「えーとツチノコの間が空いてます。マビキちゃん、ご案内して」
見た目が子供の子が、別館の廊下から現われた。
「こちらへ」
つづく




