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⒄『未確認飛行物体』
⒄『未確認飛行物体』
㈠
飛行物体であれば、我々は実際、見ているのだが、それが未確認なることに、一種の意味があるだろう。我々は、我々の頭脳の限界以上のことを、理解出来ないのであって、不可思議そのものを、不可思議そのものとして、受け入れるしかない。
㈡
訳の分からない、我々としての我々は、我々のための永劫的幸福追求に余念がないが、そんなことも凌駕して、未確認飛行物体は、今日も行くのである。何処へって、そんなこと、未確認だから、分かる訳ないじゃないか。
㈢
しかし、未確認としての存亡の危機に対して、我々は力を注ぐことはできまい。何故なら、未確認、だからである。であるからして、未確認飛行物体は、今日も、その命をギリギリで維持しながら、動態しているのである。




