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⒀『未確認飛行物体』

⒀『未確認飛行物体』



海に溺れるかのように、自己が死へと近づく時に、未確認飛行物体は、現れそうである。思えば、いつかどこかで書きたいと思っているが、自分の、学生時代に書いた、初めての小説のタイトルは、『海に沈む』、だったのだと、思い出した次第だ。



そもそもが、俺は、未確認飛行物体について、興味を持っているという訳ではなさそうだ。ただ、未確認だ、という事実が、俺に小説を書かせているのであろうから、であるからして、未確認でえあることに、感謝せねばならない。



ああ、激烈なる神秘の未確認、しかもそれが、飛行物体なのであるから、物事は殊更に重要かつ重大なのである。そうであるから、未確認飛行物体について、俺は今日も、つらつらと、言の葉を、述べるのであるから。

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