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⑴『未確認飛行物体』
⑴『未確認飛行物体』
㈠
遠くの望郷から聞こえてくる、鮮やかな音像とともに、我々がついに成しえなかった事柄が、脳裏をかすめ、様々に動態しては、その本質を痛烈に予期させる、未確認飛行物体のようなものが、最近、気になるということである。
㈡
そうではあるが、ただつらつらと、そんなことを書いていても、つまらないので、その未確認飛行物体を直視してみることに挑むのだが、如何せん、未確認なだけあって、俺には到底、視覚では捉えられないのであることが、何とも悔しい。
㈢
上下左右に動いては、訳の分からないパースペクティブで、俺の予想を遥かに超えて、眼前から逸脱したが早いか、ぐるぐると未確認飛行物体らしく、飛び回っているのだから、そうであるからして、その動きは、やはり本物だ。




