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猫カフェ ~ブバルディアの花影~  作者: ことの。
~タイムリープ~
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8-5=悪足掻

コンビニに入ってくる2人。

入ってくるやナイフを取り出し、

店員を脅し始める。


ここまでは同じ。


お姉さんが抵抗して捕まる。


ここも同じ。


そして俺がお姉さんの身代わりに・・・


なろうとした時、異変が起きた。



ピロピロピローン


軽快な入店音を鳴らして1人の男が入ってきた。

黒髪長身の男。

こちらの様子に気付いているのか、いないのか、飄々とした様子である。


「おい!お前!何してる!!」


強盗の1人が声を荒立てる。

それはそうだ。

男は急に現れた。


俺の目の前にはお姉さんを人質に取り、店員を脅している強盗Aと店の周囲を気にするように入口付近で警戒している強盗Bがいる。


しかし、男が現れたのは強盗AとBの間。

外を警戒していたはずの強盗Bを通り抜けて来たことになる。


強盗Bも気付いていなかったらしく驚いた仕草をしている。


「何って?買い物ですが?

ここはコンビニですよね?

コンビニに来る理由なんて買い物をするか立ち読みするくらいしかないでしょう?」


「てめぇ!舐めやがって!」


強盗Aは隠し持っていた銃を取り出し、

男に向ける。


今だ!


強盗に一瞬の隙が出来た。

今、襲いかかれば自体をなんとか出来るかもしれない。

そう思い、足に力を込め、飛び出し、

強盗Aに掴みかかる。


しかし、どうだろう。


勢いよく飛び出した俺は強盗をすり抜け、

壁に激突した。


「てめぇも何してやがる!!」


イレギュラーが続いた強盗Aは今度は俺に銃を向けてきた。


「おやおや、物騒な物をお持ちで・・・」






パァァァァァァァン!!


鳴り響く発砲音。

銃撃から顔を守るように両腕を顔の前でクロスする。


「グワッ!!!!」


しかし、俺に弾は飛んでこなかった。

その代わり、何故か強盗Aが地面に膝をつき、

蹲っている。


「いかがです?自らの拳銃の味は」


ニヤニヤとする男。

こいつが何かをしたのは分かるが、一体何をしたのかがわからない。


「久しぶりにこっちに来たと思ったらこんな騒ぎ・・・

こちらの世界も物騒になったものですね・・・」


小さい声で呟く。

こっちの世界?

何を言っている?


けれど、今が好機なのは分かる。

銃を持った強盗Aは蹲り、強盗Bは慌てふためいている。

俺はギュッとナイフを握り直し、

強盗Aへと突っ込む。





・・・強盗Aへ突っ込んだはずだった。


しかし、俺の立っている場所は元いた場所。

強盗Aにたどり着く前に大きな扉が現れ、

俺を飲み込んだ。


飲み込んだと思ったら元いた場所へ戻ってしまっていた。

しかも、手に持っていたはずのナイフもない。


「おやおや、あなたも相当せっかちな人みたいですね・・・

そんなことしなくても大丈夫ですよ。

こんな下らない人間の為にあなたが手を汚す必要はない」


ニヤニヤした男は俺に向かって話しかけてきた。

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