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猫カフェ ~ブバルディアの花影~  作者: ことの。
~出会い~
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6-5=脅迫

いつものように帰宅し、植物の世話をし、食事をし、風呂に入り、布団に潜り込む。


例の声を除けばどこもかしこも普段通りでいつも通り。

面白いことなんてひとつもない。


「明日の宿題はしたし、予習も終わった・・・やることはぜんぶやったな・・・」


いつものように今日の振り返りと明日の予定をベッドの中で考える。


いつもの通りの日常。


--聞こえてないのか?助けろ・・・と言っている!--


どんどんハッキリと聞こえるようになってきた声。

返事を返しても届いていないのは変わらないようだ。


完全な一方通行。

俺は受信のみが出来て発信は出来ないでいる。


そのまま意識は闇へと落ちていき次に目覚める時はいつも通りの朝日が迎えてくれる。




はずだった。





(ドクン)



(ドクン)



(ドクンドクン)



-おい!小僧!いつまで無視をするつもりだ!さっさと答えぬか!-


より強く。

よりハッキリと聞こえた。

いつもより心臓の音が煩い。

いつもより神経がザワつく。

まるで警戒心MAXで毛を逆立てる猫のように。

何かに急かされるように目を覚ました。


「お前は・・・誰なんだ?」


-やっと答えよったな・・・小僧!-


通じた。

今まで何度となく呼びかけても無反応だった声の主。

やっと会話というものが出来るらしい。


「お前は・・・誰だ?なぜ俺に話しかける。お前はどこにいるんだ?」


-おいおい・・・話しかけていたのは我の方ぞ。それに一辺に質問するでない。順を追って・・・いや、時間がない・・・まずは我の指示に従ってもらうぞ!-


「は?何を言って・・・俺は協力するなんて言ってない!」


-協力?何を勘違いしている?お主なんぞに協力なんて煽らない。お主はただ、我の命令を聞いていれば良いだけ。・・・いわゆる奴隷だ-


おいおいおいおい!

こいつ、何を言ってやがる。

急に話しかけてきたと思ったら奴隷宣言?

時代錯誤にしても程があるだろ。

大体、見ず知らずの俺にこんなことを言うなんてよっぽどの自信があるのか・・・自信があるなら助けを求めるのはなぜだ?

分からないことが多すぎる。


-色々と考えているようだが無駄ぞ!お主はただ体を渡せば良い。それだけだ!それ以外は考える必要も意味もない!では・・・時間がないのでな!その体!我が貰うぞ!-


足元から立ち込めてくるどす黒い暗雲。

足から腰へ周り、胸から頭まで全身を覆い隠してしまった。

その間、俺は悶え抵抗するがそれらの行為は虚しく散っていった。

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