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猫カフェ ~ブバルディアの花影~  作者: ことの。
~スポーツ少女~
148/167

12-3=決勝戦

〇〇女学院 - 敗退


重く、辛い現実を叩きつけられる瞬間である。

優勝候補と言われていたミキたちのチーム。


それは歴代の先輩達が築き上げていたもの・・・4連覇をかけた大会でもあった。


それをミキ達の代で途切れさせてしまった。

いつものように出来なかった?


いいや、コンディションは良かった。


練習不足?


それもあるかもしれない。

しかし、周りの目から見てもミキ達の練習量はとても多く、練習不足といえるものではなかった。



では何が原因か・・・。


“ センス ”


そう。

ミキ達に足りなかったものそれはセンス。

または、試合の神様。

ゲームの神様を味方に付けることが出来なかった運だろう。


試合終了のホイッスルと共に泣き出すメンバー。

しかし、周りが泣く中、ミキ1人は絶対に泣かなかった。


なぜか。


それはリーダーだから。

チームリーダー。


その存在はチームメンバーを支え、導き、勝利を手にするためのキーパーソン。

そんな役割を与えられていた。


しかし、その役割を果たせなかった。

チームを勝利に導くことが出来なかった。


泣きたい気持ちはミキも同じ。

しかし、泣く訳には行かないのだ。


ここで自分が泣いてしまったら、ここまで頑張ってくれたメンバーに申し訳が立たない。

ここまで戦ってくれたメンバーに悲しい顔を見せる訳には行かないのだ。


そんな気持ちからミキは唇をギュッと噛み、

悔しさを押し殺していた。

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