表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
京子の水球  作者: ケイ
1/1

青春……のはず



京子は高校生だ。


部活の帰り道、自転車を降りて、自転車を、手で押しながら、夏の暑い日、一人で歩いていた。



自転車のカゴには水球のボールが入っている。



京子はリュックに水着などを詰めている。そしてリュックは自分で背負っている。



京子は水球部である。



京子は女子制服の夏服を着て家に向かっている。



セミがやけにうるさい。




京子は、これからの受験、水球の技術などを考えながら歩いている。



なぜ自転車に乗らず、歩いているのかというと、歩いている方が考えに集中できるからだと京子自身は思っている。



しばらくそうして歩いていると、とある駄菓子屋に着いたので、京子はそこでアイスクリームを購入すると、アイスをペロペロ舐めながら歩き出した。



家までもう少しなので、京子は家に帰るまでにアイスを食べきろうと思った。



そして母親には「ただいま」と言って、水球用のリュックを背負いながら、水球のボールを片手に家に入るつもりなのだ。



いつのまやら受験のことや、水球のことは忘れてしまっていた。



そうしてそのことに気付いた京子は、一度うなだれると、少し考えたようなふりをした後で残り少ないバニラアイスを口に全て含み、少し噛んだ後に、アイスの棒を自分のスカートのポケットに入れた。



そして家に帰り着いて、自転車をいつもの庭の場所に止めると、「ただいま」と言って、自宅の中に入っていった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ