ギルド
ギルドに入ってみると仲は意外と広く、
たくさんの冒険者と
思わしき人で賑わっていた。
3つ並んだ受付の中で
暇そうな茶トラ猫の受付係に話しかけた。
「あの、この手紙をギルドに見せろと言われたのですが」
受付係は手紙を受け取ると
赤い蝋の封に書いてあった紋章に驚愕した。
「す、すいません、マスターに確認してきます」
そう言うと受付係は
慌ただしく奥へ引っ込んだ。
しばらくぼんやりしながら待っていると
バタバタと音をたてて受付係が戻ってた。
「ここで話すのは良くないと思われるのでマスターが部屋に呼びました。私が部屋にご案内させていただきます」
受付係の後についていき
やたら長い廊下を歩く。
ここの人達大変だな。廊下長くて。
受付係は途中に多くあった扉の内、
赤い扉を叩いた。
「レナです。失礼します」
扉を開けた先にいたのは
血のようにだとか
燃え盛る炎だとかいうように赤い髪、
赤い目の獣人とは違う見た目の女性。
その美貌は整いすぎていて、
まるで地上に下りてきた女神のよう。
それに加えて無表情ときたので
氷の女神というのがふさわしかった。
見た目は赤いのにね。
着ているのは
このギルドの制服と思わしき服。
ここまで人の美人というものを
見たことがなかったので
度肝を抜かれていた。
「貴方がシエラ・コーリア?」
女神の口から
凛として落ち着きのある声で
紡がれたのは私の名前だった。
ついにギルマスがだせた。嬉しい。




