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獣人の地にて私は  作者: おもち
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竜神王と銀

家までの道のりでお母さんやお父さんに色々と疑問を投げ掛けた。


この世界の名前や様子。今住んでいる場所などだ。


この世界はルアルといって遥か昔この世界での唯一の神である竜神王が創り、治めた。神というものが竜神王だけというので絶対神みたいな感じか。


言い伝えによれば、竜神王はトカゲにコウモリの翼が生えた竜形体とヘビのような体に鋭い爪の生えた手足、背には鬣、頭に生えた一対の鹿の角が何よりも目立った龍形体。見た目で表すとこんな感じ。なるほど西洋の竜と東洋の龍のどっちにもなれるのか。凄いな竜神王。


竜神王の眷族はどちらか片方にしかなれないので西と東に分かれ、西の竜族、東の龍族といった具合になったそうだ。


竜神王の色というかトレードカラーは銀色だったそう。金属のような銀色ではなくどこか暖かみのある優しい色だったそうだ。再現はできていない。どんなに研究してもその色はだせない。何故なら竜神王の色だから。


銀の色をもって生まれた者は竜神王の加護を受け、その力に護られる。だが今までに銀を持って生まれた者はいないらしかった。


今住んでいる場所は天猫族の隠れ里。地図で見ると丁度南方角だという。質問の答えに満足しているともうすぐ家だよとお父さんに声をかけられた。


見えてきたのは大きな木にやや大きめの小屋がついたツリーハウスだった。焦げ茶色の木に良く馴染む茶色の小屋。ぶら下がった頑丈なロープで作った梯子。これぞツリーハウスといったような家だ。


梯子を上り中へ入ってみると予想以上に家は広かった。部屋が無数にあり、大きなキッチン、ゆったりとしたリビングにダイニング。

屋根裏や隠し部屋もあるという。


鋭い質問をするので「シエラは賢いのね」とお母さんに言われた。元から知ってるなんて言えないわ。転生って凄いよね。だって前世の知識そのまま持ってるんだよ。子供の頃から分からない単語はないって感じになると思うよ?けれどもどうしてか自分の事は思い出せない。まあそれも転生の仕様なんだろうね。


そういえば今の私見た目とかどうなっ てるんだろ。やっぱり猫かなー。そう思って近くにあった鏡を覗きこむ。私は唖然とした。何回びっくりすりゃいいのさ。前世で見たアメショーの顔立ちに艶やかな金の毛並み。極めつけに金と銀のオッドアイ。何かめちゃくちゃ凄い美少女猫がいるんですけど。普通に綺麗な人が霞むくらい。まあ美人は損しないっていうし、まあいっか。


後、銀の眼って私まさか竜神王の加護を受けちゃった?

漢字、合ってるよね…?(;・ω・)

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