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獣人の地にて私は  作者: おもち
10/11

薬草採り

9.薬草採り


「ここまで出来るなら薬草採りの依頼やってみて」


依頼に行って来いという事らしい。


「これをクリアできたら冒険者コイン作ってあげる」


おお!冒険者コインだって !?

証明書みたいなものかな?


「採る薬草はこの紙に。絵が描いてあるから見て」


紙を見るとどこにでもあるような緑の葉に

特徴的な赤い斑点の付いた

植物が描かれていた。


「ナールの葉。風邪に効く」


なるほどこれを採ってくればいいのね。

リアンさんはどこからか大きな籠を出す。

ピクニック用のお弁当を入れる籠みたいだ。


「これに入るだけ入れてきて。ここから真っ直ぐ行った所に沢山生えてる」


何だか簡単そうだな。

魔物とかは出ないのかな?


「魔物なんてものはいない。いるのは小動物くらい。だから安全」


そうかー

じゃあ楽勝だね!


そう思って大きな籠を持ち、

スキップをしながら草原を進んでいった。


しばらくすると草原の中の草に

赤い斑点が付いている物が

多くある場所を発見した。


おそらくこれがナールの葉だろう。

近くにある葉を片っ端から抜き、

籠に詰めていく。


これ以上籠にナールの葉が入らなくなる頃、

草原の中に何かの気配を感じた。


ガサリと音をたてて姿を現したのは、

黒い犬。

外見からして一番シェパードに近い。


襲いかかってくるのかと身構えたが、

一向にその気配はない。

それどころか、尻尾を振ってきた。

即席命名は黒犬だな。


その愛らしさに思わず手を伸ばして

黒犬の頭を撫でてしまった。


黒犬は尻尾を振って

撫でられた事を喜んでいる。


何これかわいい。


よし。お持ち帰り決定ですな。


私は黒犬を持って帰ることにした。

わんこがやってきたよ!

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