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おのぞみなら?

 それはメリーさんと可愛らしい名で呼ばれているがぜんぜん可愛くない男の心を、ぎゅぎゅーっと締め上げた。


「……結婚……お嫁さん…………そ、そうですか……メリーの魔王が、結婚……」


 いままで、メリーさんは魔王の望みを出来るだけ叶えてきた。

確かに出来ないこともあったけれど、結婚してお嫁さんになりたいとう望みは不可能……ではない。


「いい? ここな、お嫁さんになってもいい!?」


 相手さえいれば、可能だ。

 メリーさんの魔王の望みは、メリーさんは叶えてあげられるのだ。


「……え、ええ。魔王がお望みなら、メリーはいいです」


 口ではそう答えたものの。

 頭の中では……別の言葉が浮かび、絶叫していた。


 でも、男はそれを無視することにした。


「ほんと!? ありがとう、メリーさんっ!!」


 ここなはメリーさんの両手をとって、ぎゅっと握って言った。


「じゃあ、メリーさん。ドレス、用意してね! ウエディングドレス!」

「はい、魔王」

「じゃあ、明日からここなは招待状を書くね! お城に居るみんなに書くの!」





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