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ざわざわ?

「え? メリー様は魔王様の父親じゃないんだから、お父さん対象のそれって関係無いんじゃないですか?」


 トロ君は、にかっと笑ってそう言ったが。

 赤の他人同士、しかも13才少女と年齢不明の男。


 それって、まずいのでは?

 と、突っ込む常識人はここにはいない。


「え? あ、そっか! じゃあ、明日からまた一緒にお風呂入ろうよ、メリーさん!」

「………………………………お、お断り致しまっ!?」


 即答したかったのにできない自分に、メリーさんはうろたえてしまい。

 結果、舌を噛んだ。


「メリーさん、大丈夫?」

「……はいでぶでしゅ(大丈夫です)」


 ここなが来てから、ずっと。

 昨日も今日も、お城は賑やかで。


 そのせいか。


 メリーさんの心も最近……なぜだかとても、ざわついている。















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