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都道府県たちの物語 2

これは、日常と非日常の交差する都道府県たちの物語。

転校してきた幕張千に放課後誘われ僕にとんでもないコノを告げられた。



「悪いけど、単刀直入に聞くけどさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








                   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お前、東京?」



それを、告げた時の千の顔はまたもや影のある笑顔だった。


「は!?・・・いや・・・あ、あぁ!!東京出身ってことか!それだったらオレは・・・」

正直オレは焦っている。普通の人間だったら冗談程度ですまされる話だが正直冷や汗をかいていた。


「いやいや、そういうことじゃなくてね・・・・・」

「?」

「君は、擬人化した『東京』なのかっていうことを言ってるんだよ・・・」

僕の頭の中は疑問記号「?」だけだった。



「い、いや何お前わけのわからないこと言ってんだよ・・・東京?擬人化?一体何のことかサッパリ・・・・」

「・・・その様子だと本当に分からない様子だね、まぁ僕も最初はそうだったけど・・・」

「僕も、ってお前は何なんだよ!?」

「僕は、『千葉』だよ。擬人化した『千葉』、そしてお前が擬人化した『東京』」

「!?」

言い返してやりたいようだったが、オレのにはそれができなかったからだ。

言い返そうとすると自分がなくなりそうだった・・・怖かった・・・・・・・・・・・


「い、いや。そ、その・・・・・」

「完全には否定できないでしょ。まぁ、自分の中に『東京』があるからね。否定はできない・・・・」

「で、でも俺が東京ならどうやってこの世に生まれてきたんだ!も、もしオレが東京なら100年以上生きてることになるが・・・・」

「まぁ、見た目は高校1年生だけど少なくとも君は100歳以上だよ。けど、東京都がある限り君は若いよ。老けることなんてないんだよ」

笑顔。影のある笑顔だったが嘘をついているようには見えなかった。


「で、でも俺の親は?両親は生まれるときに死んでるって・・・」

「そりゃ、死んでるよ。僕の親も、君の親も・・・・」

「なんで・・・・」

「明治維新だよ、君と僕の親が死んだのは・・・」

この時ばかりは、笑顔ではなく悲しい顔をしてた。


「僕の親は、下総と上総そして姉の安房だった。南国な土地でね、安房姉は特に陽気だった・・・」

「下総と上総。そして安房って・・・・」

「そ、昔の千葉の旧国名。そして明治維新の廃藩置県を繰り返すうちに下総と上総、安房は亡くなっていき完全になくなる直前に僕を生んだわけ・・・」

「・・・じゃあ、俺の親は」

「それは、知らない。まぁ、僕は死ぬ前に自分は擬人化した千葉だって教えられたし、今の君と同じように理解に苦しんだ。でも、僕は死んだ親や姉がつけた名前、いや県名を大事にしようと思っている」

「そうなのか、でも本当にオレが東京?なんで今まで知らなかったんだ?」

「たぶん、明治維新で忙しかったんじゃない?そう割り切ればいいさ。深く考えると色々めんどくさくなるし」

「じゃあ、東京と関連の事件を聞くと体のどこかが痛くなるのは・・・」

「そ、東京都民が亡くなると痛みが感じる。僕も同じだよ」

千、いや擬人化した千葉と話していくとやはり自分は東京なんだと感じた。

しかしここで悠作(東京)はあることに気づく、それは・・・


「妹は!?」

「妹?」

「俺の妹は?あいつらも何か擬人化してるのか?」

「・・・・・・・名前は?」

「え、東伊豆と東小笠原だけど・・・」

「いつから、妹になった?」

「い、いや気づいたら妹に・・・」

「きっとそれは、東京都の伊豆諸島と小笠原諸島が擬人化したんだね」

「えっ」

「まぁ、同じ都道府県が擬人化してもまれにいるんだよ」

「そうか・・・・・・・・・・・」


自分が納得したころはもう日が暮れていて千(千葉)をうちのマンションに泊まらせることにした。




                      ※



千(千葉)は妹たちと非常に仲がよくなり数時間しただけで友達になった。

いつのまにか、夜10時になっており俺たちは就寝することにした。



深夜12時


千(千葉)は、スマートフォンを手に持ちメールを打った

『件名;東京のマンションにお泊中~

 本文;小さい頃の俺と同じ反応だったよ~ まぁ、受け入れたからよかったけど・・・www

というわけで明日行くね~お休み~』



影のある笑顔のまま、千(千葉)は就寝した。まるで、明日が記念日でなかなか眠れない子供のように・・・・





都道府県擬人化シリーズ2作目ができました。感想など、どんどんお書きください。お待ちしています。

次回は、どんな物語なんでしょうか?

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