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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
2章 悪の秘密結社 活動報告ニャン

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7 月夜の諜報員! 異母兄弟チャイロと青虫の才能

「モフッてモフモフ ニャンダバー」


「合言葉確認! どうぞダニ」


「モフッてモフモフ ニャンダバー」


「どうぞダニ」


 秘密結社 チームニャンダバーに合言葉が木霊する。今日は、悪の秘密活動報告と作戦会議が開かれる。


 入り口では、ダイフクが受付係としてお猫様たちを迎え入れるため、頑張っていた。


「ムーンさん、いらっしゃったダニ」


「おぉ!ダイフクかなもし 大きくなったなもし」


「ムーンさん、俺も大人になったダニよ」


 シャム猫のムーンは、現在2丁目の人間の家でスパイ活動をしている。人間たちはスパイ活動をしているお猫様のことを、【ペット】と言っている。


 人間たちは、お猫様たちのスパイ活動により、更なる下僕化が行われつつあることに気づいていない。


悪の秘密結社、ニャンダバーがお猫様たちに一目置かれる理由の一つである。ムーンはその諜報員として素晴らしい活躍を見せるエリートお猫様だ。


 いつもお猫様にカッコいい背中を見せ続け、ニャンダバーの中でもムーンに憧れるお猫様は、多い。


 【ムーン】という名前は、人間に付けられた恐怖の通り名だ。


 お月様が綺麗な夜に人間の家に忍び込んだ結果、夜の恐怖を思い出すように、ムーンという通り名が付けられたのだった。


「クロッチは奥の部屋かなもし?」


「奥の部屋で、リーダーといっしょにいるダニ」


「よし、 クロッチのところに行くぞなもし」


「クロッチいるニャン?」


「およ? そちらさんが、例のお猫様?」


「そうなもし!」


 ムーンと一緒について来たお猫様は、ペコリと頭を下げて、一緒に奥の部屋について行った。


「リーダー、俺に合わせたいお猫様って、誰ですニャン?」


「知らないにゃ。今日、ムーンが連れて来るらしいから、もうちょっと待つにゃ」


「お見合いとかだったら、御断りしますニャン」


「それは、わからないにゃ」


 若手のエースとして君臨しているクロッチは、お見合いだの紹介だの、メスのお猫様を連れて来られることが多々あった。


 お嫁さんは自分で見つけたいと思っているクロッチは、今日、ムーンがどうしても会わせたいお猫様がいると聞いて、内心うんざりとしていた。


「待たせたなもし」


「ちょうどムーンの話を、していたとこにゃ」


 クロッチも挨拶をする為に、ムーンの方に振り向いた。


「ムーンさん、お久しぶり............ニャン?」


 クロッチは、大きく目を開いたまま動きが止まった。それと同時にムーンの側にいた、小さな赤茶色のお猫様が、クロッチに駆け寄ってきた。


「クロッチのアニキ! 会いたかったですニャン!!」


ドーンと勢いよくクロッチに飛び込んできた。すりすりすりとクロッチがのけぞりそうになるほど、赤茶色のお猫様は身体を擦り付ける。


「チャイロ? チャイロなのかニャン?」


「アニキ~、アニキ~」


 2匹はお互いが縺れ合うように、存在を確かめ合った。


「ムーン、あの小さなお猫様は、誰にゃ?」


「クロッチの異母兄弟で、チャイロと言うなもし」


「兄弟?」


「先週くらい、俺が潜伏している人間の家の庭に、迷い込んで来たなもし 母親から独立したらしく、聞けばクロッチを探して旅をしていたらしいなもし まだまだ小さいのに、うちの下僕に青虫作戦を決行したり 見どころあるお猫様なもし」


 ムーンは、短い尻尾を思いっきり真っ直ぐにピンと立て、再会できたことを喜び、クロッチに身体中を擦り付けるチャイロを、優しい目で見ていた。



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