6 凱旋の高級煮干し! そして迫りくる謎の諜報員ムーン
チームニャンダバーは、ただ今お祭りムード満載中。
「えーと、お猫様たち、静粛に願いますにゃあ この度はお日柄も良く....」
「シロジさん、早くダニ」
「ウホン、リーダー、クロッチ、ダイフク! 3丁目の喫茶店、縄張り化おめでとうだにゃあ」
「みんな、お土産は煮干しダニ! 早く食べたいダニ みんなも食べるダニ!!」
「ダイフクは、食いしん坊だにゃあ」
「だって、クロッチが、みんなが食べた後にって言うダニよ」
ニャンダバーのお猫様みんなに煮干しが行き渡る。3丁目の喫茶店での戦利品、人間たちに貢ぎ物として納められた高級煮干しで乾杯だ。
「最後はリーダーの必殺技、腹見せで堕ちただニャン!」
腹見せ! 腹見せ! とリーダーの必殺技の真似をするのはダイフク、興奮気味に説明するのはクロッチだ。
「リーダー、ダイフクも復活だにゃあ」
「シロジも気づいていたにゃ」
「もちろん、ですにゃあ」
人間の手を怖がり、元気をなくしていたダイフクを、シロジは心配していた。
すっかり元に戻ったダイフクを、優しいまん丸なお目々で見つめている。
「明日の活動報告会も楽しみだにゃあ」
明日は、チームニャンダバーの悪の秘密活動報告と作戦会議が開かれる。
悪の秘密結社として、いかに人間社会に立ち向かい、お猫様の世界に貢献しているのかを、様々なお猫様がリーダーに報告し、今後の活動について作戦会議を行うのである。
「明日は、久しぶりにムーンもやって来るにゃ」
「ムーンって、諜報員のムーンさんですかにゃあ?」
「何でもクロッチに合わせてやりたい、お猫様がいるらしいにゃ」
「きっとクロッチに縁のある、お猫様なんでしょうにゃあ」
「多分にゃ」
今となっては、ニャンダバーにて主力メンバーとなったクロッチ。
明日の会議では、今日の活躍が他のお猫様たちに発表される。
次期リーダー候補として、更なる注目を浴びることになるだろう。
「シロジ、ニャンダバーは安泰だにゃ」
リーダーは、嬉しそうにお猫様たちの宴をソファーの上から見守るのだった。




